【サーチャージ史上最高値時代の飛行機の乗り方 その1】とりあえず、往復265万円の日本航空(JL)羽田ニューヨーク便ファーストをサーチャージ込35万円で発券してみよう
さて、サーチャージ史上最高値時代の飛行機の乗り方の初回としては、まずは、JALの長距離便、せっかくなんで、ファーストクラスから行きましょう。
2022年10月現在のJAL/ANAの長距離便、北米、ヨーロッパ、オセアニア発着のサーチャージは、往復で、114,400円。どんなに格安な航空券を取ってもかかります。
おまけに、まだ、国際線が減便中なこともあり、ビジネスクラスの航空券が高止まりしているので、ダブルパンチ。そこに円安でトリプルパンチ。シンガポールビジネスクラス往復60万円、北米の中で、かつては割安だったLAビジネスクラスは往復120万円と、なかなかしびれる価格になってきます。
一方、コロナで発券した特典航空券がどんどん返金されて、使いみちもなかったので、皆さん過去最高レベルのJAL/ANAのマイルが手元に溜まっているんなじゃないかなと思います。
じゃあ、せっかく貯めたマイルがあるから、マイルでJAL/ANAの特典航空券といきたいところですが、JAL/ANAの場合、特典航空券でも、サーチャージはかかるんです。
せっかく、特典航空券で取ったのに、別途一人あたり10万円以上払うのはどうもねえ。
と前置きが長くなりましたが、まずは、今回は、サーチャージ払いたくないので、特典航空券は、サーチャージなしで発券したいよねというお話です。
ここまで聞いたら、もう、このサイトの読者のみなさんだったら、お気づきのはず。
そうです。サーチャージのかからない航空会社のマイルで特典航空券を発券すればいいんです。ということで、今回の記事は終了でもいいんですが、まあ、せっかくなんで続けましょう。
もうわかった、という方は、この記事の続きなんか読まなくてもいいので、すぐに航空会社のウェブサイトに移動して、特典航空券を発券してください。さようなら。ありがとうございました。
さて、ここを読んでいるみなさんは、まだ、続きが読みたいと思ってくださっているということですね。ありがとうございます。
サーチャージが発生しなかった時代、特典航空券を発券する際に我々が重要視していたのは、その区間の発券に必要なマイル数でした。
我々は、区間ごとのビジネスクラス・ファーストクラスの特典航空券発券に必要なマイル数の表=アワードチャートを、受験生さながら記憶し、希望区間の最低マイル数での発券を目指しました。
例えば、
東京/香港のビジネスクラスの特典航空券を主要航空会社で必要マイル数を出してみると
発券航空会社 | 運行 | 必要マイル | シーズン |
---|---|---|---|
NH | NH | 17,500 | L |
NH | 20,000 | R | |
NH | 21,500 | H | |
JL | CX | 21,000 | |
BA | JL/CX | 22,000 | |
AS | CX | 22,500 | |
SQ | NH | 22,500 | |
JL | JL | 24,000 | |
AS | JL | 25,000 | |
CX | JL/CX | 25,000 |
とばらつきがあります。
ANA便に乗るのであれば、全シーズンANAで発券が一番お得で、キャセイパシフィックであれば、JALで発券の片道21,000マイル。
ですが、マイルに加えて、サーチャージがかかります。
日系の航空会社は、特典航空券の発券時にサーチャージがかかりますが、特典航空券の発券時には、サーチャージがかからない航空会社もあります。米国系の航空会社は、特典航空券には、サーチャージがかかりませんので、上記でいえば、アラスカ航空のマイルでJALの特典航空券を発券した場合、サーチャージなしでの発券が可能です。
いままでは、単純に、必要マイル数だけで判断していましたが、今後は、必要マイル数とサーチャージの有無で判断していかなければなりません。
JAL発券だと、片道24,000マイルですが、片道12,900円のサーチャージがかかります。一方、アラスカ航空で発券すると、必要マイル数は1,000マイル増えて25,000マイルになりますが、サーチャージがかかりません。往復で25,800円。まだ、短距離なので、それほど気にならない額ですが、これが、米州・ヨーロッパなどの長距離便になると、一人あたり、片道57,200円、往復往復114,400円の馬鹿にならない金額になってきます。
アラスカ航空といえば、JALの特典同一エリア内でストップバンコク/東京(24時間以上滞在)/シンガポールのビジネスクラスが片道25,000マイルで発券できたことで、一大ブームになった、あのアラスカ航空です。今はストップオーバーできなくなりましたが、インドまで含めたアジア便ビジネスクラスが片道25,000マイルは今でもかなりお得です。
JALのアジアのビジネスクラス(当時は、ジャカルタ便にファーストがあったのでファーストも)フィーバーのときは、サーチャージなんて、ほとんどなかったので、気にもしていませんでしたが、ここまでサーチャージが高騰すると、必要マイルが少ないだけでなく、サーチャージもかからない、アラスカ航空は、夢のような航空会社に写ります。日本発着のJALのニューヨーク便ファーストクラスは、JALでも、アラスカ航空でも特典航空券の必要マイルは、片道70,000マイル。
さて今回、釣りタイトルで使わせていただいたのは、種明かしをすると、アラスカ航空の特典航空券で発見するJALのニューヨーク便のファーストクラスです。
東京/ニューヨーク便は、長距離便なので、JAL発券すると、片道57,200円、往復往復114,400円のサーチャージがかかります。アラスカ航空では、前述のようにサーチャージがかかりません。空港利用料や出国税などの諸税はどちらもかかりますが、片道1万円以下ない程度です。もう、それだけでも、114,400円お得なんですが、アラスカ航空の場合、必要マイル数も少ないんです。
なんと、片道70,000マイル。
でも、ファーストクラスなんて、取れるんですか?
JALであれば、ダイヤモンドなどの上級会員の優先で、取りやすかったりしますが、アラスカ航空で発券するとなると、何一つプライオリティがない状態です。
と思うんですが、実は、日付を選ぶと空いてたりするんです。
もちろん、どこでも好きな日を取れるというような状態ではありませんが、適当に調べてみるとなんと空いてます。帰りも適当に見たら、こちらもあっさり。
行きは、70,000マイル+58ドル、帰りは、70,000マイルとなんと19ドル。
往復の諸費用は、14万マイルと75.27ドル。わずか1万円ちょっとで取れてしまいました。
当然ですが、ファーストクラスを取ると、マイルの単価も最大値で使えることになります。
JALのウェブサイトで料金を見てみると、片道約193万円。
往復運賃の最安値を調べてみても、往復2,655,280円。
これが、14万マイル+1万円で取れるんです。
これは、お得すぎると思います。
で、この14万マイルが実質336,000円で購入できるので、1万円の税金いれても35万円を切る価格。
釣りっぽいこの記事のタイトルは、そういう意味でした。
実際、35万円なら、ハワイをビジネスクラスで往復するとの同じくらいの価格ですから、この価格でファーストクラス乗れちゃうんなら、乗れちゃいますよね。
と、ここから、アラスカ航空のマイルをお得に手に入れる方法を書こうと思ったのですが、長くなりそうなので、別の記事にまとめることにしましたので、こちらを。
https://geektravellers.com/2022/10/29/%e3%80%90%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%82%b8%e5%8f%b2%e4%b8%8a%e6%9c%80%e9%ab%98%e5%80%a4%e6%99%82%e4%bb%a3%e3%81%ae%e9%a3%9b%e8%a1%8c%e6%a9%9f%e3%81%ae%e4%b9%97%e3%82%8a%e6%96%b9-2/https://geektravellers.com/wp-content/uploads/2019/03/th_IMG_9807-750x562.jpghttps://geektravellers.com/wp-content/uploads/2019/03/th_IMG_9807-200x200.jpgfeaturedアラスカ航空