すでに、2014年にJALが発表していましたが、JALの国内線・国際線ともに2017年11月を目処にアマデウスのAltea(アルテア)に載せ替えることになりました。

JALの予約システムといえば、JALグループのアクセス国際ネットワークの開発した独自システムAXESSですが、アマデウス・アルテアに切り替えを行う模様です。アルテアは、ワンワールド加盟航空会社の多くが導入しているので、この切替に伴い、JALの国際線・国内線の連携はもちろん、他のワンワールド加盟航空会社との連携もスムーズになると期待されています。

この載せ替えに伴い、11月16日に、国内・国際ともに、大幅なルール変更が実施されます。
今までにないほどのルール変更なので、ポイントを纏めておきます。

良くなる点と悪くなる点がそれぞれたくさんあるので、気になったところをピックアップしました。

主な良くなる点
◎国内航空券(特典含む)の有効期限が、発行日、および発行日の翌日から起算して1年間になる
◎国際線特典航空券 有効期限が、特典発行日から1年以内に旅行開始、旅行開始日から1年以内になる。
◎e JALポイント支払い分の払い戻しが可能になる(国内・国際共通)
◎予約変更時の運賃税金差額・予約変更手数料にeJALポイントが使えるようになる。

 

主な悪くなる点
X国内線の下記運賃のキャンセル待ちができなくなる
株主割引、特便1・3・7 タイプA、先得タイプA、乗継割引7・28
X国内線「おともdeマイル割引」の同行者運賃はe JALポイントでのお支払いができなくなります。
X国際線特典航空券の税金、燃油特別付加運賃は支払えないようになる。
Xオープン券登録が電話でしかできなくなる。
X国内線特典航空券でと当日空港で、同一区間・同一クラスに空席があっても変更できなくなる

1番大きいのは、国内線の有効期限が1年になることでしょう。BA経由だと、国内線でも、2ヶ月以上前から特典予約できますが、この変更によって、国際線並に330日前に国内線特典も予約できるようになるのでしょうか?多分ならないと思いますが。

国際線の有効期限が実質、大幅に伸びたのも、魅力です。マイルに有効期限がある方の場合、期限間際に、とりあえず、行く場所だけ決めて、発券だけとりあえずしておけば、出発は、1年後まで、出発してから、また、1年後までに旅行を終えればいいということになります。

eJALポイントで航空券を買うより、国際線のファーストやビジネスクラスを特典で発券したほうがマイルの活用法としては、お得なので、eJALにマイルを変換することはおすすめしませんが、キャンセル時不返還だった、eJALポイントが返還されるようになったのは、朗報です。

一方で、多くの航空券、特に特便でのキャンセル待ちがなくなったのは、痛いですね。ステイタスが高いと、特便のキャンセル待ちも優先されるので、なかなか重宝していたのですが。
あとは、今まで、オンラインで可能だった手続きが、電話でしかできなくなっているものが多いようです。

国内線のクラスJやファーストの料金を、別払いしたり、領収書に入れないようにしたりという機能はなくなります。出張時に、会社の自分のタイトルでは、キャビンクラスが低いチケットしか用意してもらえず、自腹でアップグレードして、領収書は、低いキャビンクラスの料金のみ出したいという方向けだったのでしょうか?
こういった日本のサラリーマン特有の機能は、グローバルスタンダードでは、必要性が理解されないのでしょうね。

詳細については、JALのサイトをご参照ください。

いずれにしても、11月16日は、切り替えでなんらかの混乱が考えられるので、避けたほうが良さそうではあります。

https://geektravellers.com/wp-content/uploads/2017/09/4bc4c22337e0bcbc80485184aa5c471f-750x285.jpghttps://geektravellers.com/wp-content/uploads/2017/09/4bc4c22337e0bcbc80485184aa5c471f-200x200.jpggeektravellers.comAIRLINESfeaturedワンワールドJAL/日本航空特典航空券2017年11月16日,JAL,eJALポイント,システム刷新,ルール変更,改善,改悪,有効期限,特典航空券
すでに、2014年にJALが発表していましたが、JALの国内線・国際線ともに2017年11月を目処にアマデウスのAltea(アルテア)に載せ替えることになりました。 JALの予約システムといえば、JALグループのアクセス国際ネットワークの開発した独自システムAXESSですが、アマデウス・アルテアに切り替えを行う模様です。アルテアは、ワンワールド加盟航空会社の多くが導入しているので、この切替に伴い、JALの国際線・国内線の連携はもちろん、他のワンワールド加盟航空会社との連携もスムーズになると期待されています。 この載せ替えに伴い、11月16日に、国内・国際ともに、大幅なルール変更が実施されます。 今までにないほどのルール変更なので、ポイントを纏めておきます。 良くなる点と悪くなる点がそれぞれたくさんあるので、気になったところをピックアップしました。 主な良くなる点 ◎国内航空券(特典含む)の有効期限が、発行日、および発行日の翌日から起算して1年間になる ◎国際線特典航空券 有効期限が、特典発行日から1年以内に旅行開始、旅行開始日から1年以内になる。 ◎e JALポイント支払い分の払い戻しが可能になる(国内・国際共通) ◎予約変更時の運賃税金差額・予約変更手数料にeJALポイントが使えるようになる。   主な悪くなる点 X国内線の下記運賃のキャンセル待ちができなくなる 株主割引、特便1・3・7 タイプA、先得タイプA、乗継割引7・28 X国内線「おともdeマイル割引」の同行者運賃はe JALポイントでのお支払いができなくなります。 X国際線特典航空券の税金、燃油特別付加運賃は支払えないようになる。 Xオープン券登録が電話でしかできなくなる。 X国内線特典航空券でと当日空港で、同一区間・同一クラスに空席があっても変更できなくなる 1番大きいのは、国内線の有効期限が1年になることでしょう。BA経由だと、国内線でも、2ヶ月以上前から特典予約できますが、この変更によって、国際線並に330日前に国内線特典も予約できるようになるのでしょうか?多分ならないと思いますが。 国際線の有効期限が実質、大幅に伸びたのも、魅力です。マイルに有効期限がある方の場合、期限間際に、とりあえず、行く場所だけ決めて、発券だけとりあえずしておけば、出発は、1年後まで、出発してから、また、1年後までに旅行を終えればいいということになります。 eJALポイントで航空券を買うより、国際線のファーストやビジネスクラスを特典で発券したほうがマイルの活用法としては、お得なので、eJALにマイルを変換することはおすすめしませんが、キャンセル時不返還だった、eJALポイントが返還されるようになったのは、朗報です。 一方で、多くの航空券、特に特便でのキャンセル待ちがなくなったのは、痛いですね。ステイタスが高いと、特便のキャンセル待ちも優先されるので、なかなか重宝していたのですが。 あとは、今まで、オンラインで可能だった手続きが、電話でしかできなくなっているものが多いようです。 国内線のクラスJやファーストの料金を、別払いしたり、領収書に入れないようにしたりという機能はなくなります。出張時に、会社の自分のタイトルでは、キャビンクラスが低いチケットしか用意してもらえず、自腹でアップグレードして、領収書は、低いキャビンクラスの料金のみ出したいという方向けだったのでしょうか? こういった日本のサラリーマン特有の機能は、グローバルスタンダードでは、必要性が理解されないのでしょうね。 詳細については、JALのサイトをご参照ください。 いずれにしても、11月16日は、切り替えでなんらかの混乱が考えられるので、避けたほうが良さそうではあります。
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