すでにSFCもトルコ航空も持っていたりするので、僕自身は、試していないのですが、クレジットカード付帯とステイタスマッチを除くと、取得も維持も最も楽ちんなスターアライアンス上級会員というのは、エーゲ航空であることに間違いはなさそうです。

ANAマイレージクラブのプラチナ以上のステイタスを取得した人だけが作れるクレジットカード、スーパーフライヤーズカード(SFC)を作成すると、翌年以降、このクレジットカードを継続するだけで、ANAマイレージクラブのプラチナ並の扱いが受けられ、スターアライアンスゴールドの資格が自動付帯することは、下記の記事で紹介しました。

 ANAのSUPER FLYERS CARD(SFC)と取得方法(基礎知識)

ですが、ANAのプラチナステイタスを取得するためには、1年間に結構な搭乗が必要があります。

さらに、日本国内在住者のみが発行対象。(JALのJGCは、海外在住者だとクレジットカードのないJGCがあったりします。)

そこで、選択肢として登場するのが、他のスターアライアンス加盟航空会社の上級会員ステイタスを取得する方法です。

上級会員の取得基準は、各航空会社ごとに設定されていますが、スターアライアンスのゴールドの資格が付帯している場合には、共通の扱いを受ける仕組みになっているので、比較的、基準のゆるい航空会社で、上級会員資格を取得・維持することで、スターアライアンスゴールドを取得・維持するという選択肢がでてきます。

 

もちろん、ANA搭乗時に、プレミアムエコノミーに無償で乗れるなどのANAの上級会員独自のサービスは受けれらません。インボラ狙いの方も、各搭乗航空会社の上級会員が優先させるはずなので、期待はできません

どうせビジネスクラスだから、インボラなどそもそも期待していないし、スタアラの上級会員メリットだけでいいやと割り切っているGEEK TRAVELLERSにダントツに支持されているが、
『エーゲ航空(A3)のMiles&Bonus』です。

日本発着便がない、ちいさな航空会社なので、ご存じない方が多いかもしれません。

【メリット】

1.上級会員の取得と維持が圧倒的にゆるい
入会した日から、最大2年以内に19,000マイルをANA便を含む、スターアライアンスの航空会社のフライトで達成するだけで取得でき、36ヶ月以内に1度、スタアラのフライトマイルが加算されれば、(ANAの国内線に1回とかでOK)維持できるというおおらかさ。
2.会費がない
3.海外在住者でもOK

【デメリット】
1.日本語非対応(英語はありますので、ご安心を)
2.会社の経営が危ういので、潰れるかもしれないし、いつルールが改変されるかわかりません。
3.マイルが非常に使いづらいので、基本、会員資格の維持以外は、ANAとかUA(United)あたりに付けた方がいいです。

では、取得の仕方です。
スターアライアンスゴールドになれるのは、エーゲ航空のゴールドステイタスです。ブルー会員では、スターアライアンスシルバーなのでほぼ無意味です。

【取得方法(基本ルール)】
1.エーゲ航空でMiles&Bonusに入会
https://en.aegeanair.com/milesandbonus/EnrollCheck/

入会すると1000マイルがもらえます。

2.入会から12ヶ月以内にスターアライアンス系航空会社で3,000マイル(搭乗で稼いだマイルのみ)加算されるとブルーステイタスになります。

3.ブルーステイタスを取得してから、12ヶ月以内にさらに、16,000マイルを獲得するとゴールドステイタスに昇格し、無事スターアライアンスゴールドになります。
一気に19,000マイルを獲得すると、一発ゴールド獲得です。

【維持方法】
エーゲ航空のステイタス有効期限は、最大4年間。取得した年の3年後の12月末までが有効期限です。取得してから、36ヶ月以内に、一度でもスターアライアンス系航空会社への搭乗でマイルが加算されるとまた延長されますので、ANAで国内線に乗るときに、3年に一度、片道だけエーゲ航空に加算すれば、維持できます。

【ゴールド取得モデルケース】

どうせなら、1発でゴールドを取得してしまいましょう。20,000マイルを一発取得と言われると、実マイルで片道1万マイル以上の場所を探さなければならない気になりますが、片道1万マイルとなると、日本から南米くらい遠くなってしまいます。ちなみに、NRT/LAX/GRU(成田からLA経由のサンパウロ)で片道11,605マイルです。
イーツアー都市・空港間マイレージ計算
https://www.etour.co.jp/mile/mile.php3
(僕はいつも、都市間の実マイルはこちらで確認しています。)

が、これは、エコノミーの場合。GEEK TRAVELLERSは、原則として快適な旅を目指すので、窮屈なエコノミーで長距離移動となると本末転倒です。

エーゲ航空も他の航空会社同様、ブッキングクラスによって、マイル加算率が変わりエコノミーだと細かく分かれていますが、ビジネスは、ブッキングクラスによらず200%加算、ファーストだと300%と非常に良心的です。

エーゲ航空のマイル加算率
https://en.aegeanair.com/milesandbonus/partnerships/air-partners/

ということでビジネスクラスで往復すれば、北米・ヨーロッパなら一発です。
北米
ロサンゼルス NRT/LAX/NRT  ビジネス 21,832マイル
ニューヨーク NRT/JFK/NRT  ビジネス 26,948マイル

ヨーロッパ
ロンドン HND/LHR/HND  ビジネス 24,856マイル
パリ     HND/CDG/HND ビジネス 24,776マイル

が、出張でその距離を移動される方なら、SFCを狙った方がいいと思うので、もう少し近場の案を。

■プラン1 シンガポールと沖縄で取得
最もポピュラーなのが、スターアライアンスのエアチャイナ(中国国際航空)のビジネスクラスで行くシンガポール往復をメインにする方法。通常シンガポールの直行便で行くと、実マイルで6,624マイル。200%でも、13,248マイルと2/3にしかなりません。

かつては、
NRT/CTU/PEK/SIN/PEK/CTU/NRTのビジネスクラスルートで、途中国内線の成都(CTU)ー北京(PEK)が国内線ファースト扱いで300%となることから、25,312マイル獲得で一発、しかも、サーチャージ込で15万円を切っていたのですが、あまりにも人気になったせいで、このルートが閉じられてしまいました。

今取れるのは、
中国国際航空(エアチャイナ:CA) ビジネスクラス 200%
NRT/PEK/SIN/PEK/NRT 158,690円 16,416マイル

これに加えて、ANAのプレミアムクラスは、ビジネスクラス扱いなので、沖縄をプレミアムクラスで往復。(プレミアム特割でも、プレミアム株主優待でも200%です)

全日空(NH)プレミアムクラス 200%
HND/OKA/HND 3,926マイル

トータル20,342マイルで達成です。

■プラン2 ハワイと沖縄で取得
以前は、成田ーホノルルのユナイテッドのファーストクラスの割引運賃が26万円からあったので、300%加算で22,986マイルと一発だったのですが、ユナイテッドのファーストクラスの運賃が上がって、今では、往復40万円もするので、コスト観点からNGです。

ユナイテッド航空(UA) ビジネスクラス 200%
NRT/HNL/NRT 25万円前後 15,324マイル

全日空(NH)プレミアムクラス 200%
HND/OKA/HND 3,926マイル

トータル 19,250マイルで達成です。

今から、ANAのスーパーフライヤーズを目指すのであれば、このエーゲ航空でスターアライアンスゴールドを取得して維持したほうが、コストを考えても、今時点でのベストプランだと思います。エーゲ航空が潰れたりしない限りですが。

ANAのSFC並の上級会員スターアライアンスゴールドを最も楽に取得維持する方法(エーゲ航空)https://geektravellers.com/wp-content/uploads/2013/10/star_b_747_4D7_gold-HS-TGW.jpghttps://geektravellers.com/wp-content/uploads/2013/10/star_b_747_4D7_gold-HS-TGW-150x150.jpggeektravellers.com割安航空券AIRLINES基礎知識featuredSUPER FLYERS CARD/ANA CARDスターアライアンスANA/全日空エーゲ航空格安ビジネスクラスA3,ANA,CA,GOLD,JAL,JL,NH,SFC,Star Alliance,UA,インボラ,エアチャイナ,ゴールド,サファイア,スターアライアンス,スーパーフライヤーズ,プラチナ,ユナイテッド,ラウンジ,ワンワールド,一発取得,上級会員,修行,優先搭乗,取得,簡単,維持
すでにSFCもトルコ航空も持っていたりするので、僕自身は、試していないのですが、クレジットカード付帯とステイタスマッチを除くと、取得も維持も最も楽ちんなスターアライアンス上級会員というのは、エーゲ航空であることに間違いはなさそうです。 ANAマイレージクラブのプラチナ以上のステイタスを取得した人だけが作れるクレジットカード、スーパーフライヤーズカード(SFC)を作成すると、翌年以降、このクレジットカードを継続するだけで、ANAマイレージクラブのプラチナ並の扱いが受けられ、スターアライアンスゴールドの資格が自動付帯することは、下記の記事で紹介しました。  ANAのSUPER FLYERS CARD(SFC)と取得方法(基礎知識) ですが、ANAのプラチナステイタスを取得するためには、1年間に結構な搭乗が必要があります。 さらに、日本国内在住者のみが発行対象。(JALのJGCは、海外在住者だとクレジットカードのないJGCがあったりします。) そこで、選択肢として登場するのが、他のスターアライアンス加盟航空会社の上級会員ステイタスを取得する方法です。 上級会員の取得基準は、各航空会社ごとに設定されていますが、スターアライアンスのゴールドの資格が付帯している場合には、共通の扱いを受ける仕組みになっているので、比較的、基準のゆるい航空会社で、上級会員資格を取得・維持することで、スターアライアンスゴールドを取得・維持するという選択肢がでてきます。   もちろん、ANA搭乗時に、プレミアムエコノミーに無償で乗れるなどのANAの上級会員独自のサービスは受けれらません。インボラ狙いの方も、各搭乗航空会社の上級会員が優先させるはずなので、期待はできません どうせビジネスクラスだから、インボラなどそもそも期待していないし、スタアラの上級会員メリットだけでいいやと割り切っているGEEK TRAVELLERSにダントツに支持されているが、 『エーゲ航空(A3)のMiles&Bonus』です。 日本発着便がない、ちいさな航空会社なので、ご存じない方が多いかもしれません。 【メリット】 1.上級会員の取得と維持が圧倒的にゆるい 入会した日から、最大2年以内に19,000マイルをANA便を含む、スターアライアンスの航空会社のフライトで達成するだけで取得でき、36ヶ月以内に1度、スタアラのフライトマイルが加算されれば、(ANAの国内線に1回とかでOK)維持できるというおおらかさ。 2.会費がない 3.海外在住者でもOK 【デメリット】 1.日本語非対応(英語はありますので、ご安心を) 2.会社の経営が危ういので、潰れるかもしれないし、いつルールが改変されるかわかりません。 3.マイルが非常に使いづらいので、基本、会員資格の維持以外は、ANAとかUA(United)あたりに付けた方がいいです。 では、取得の仕方です。 スターアライアンスゴールドになれるのは、エーゲ航空のゴールドステイタスです。ブルー会員では、スターアライアンスシルバーなのでほぼ無意味です。 【取得方法(基本ルール)】 1.エーゲ航空でMiles&Bonusに入会 https://en.aegeanair.com/milesandbonus/EnrollCheck/ 入会すると1000マイルがもらえます。 2.入会から12ヶ月以内にスターアライアンス系航空会社で3,000マイル(搭乗で稼いだマイルのみ)加算されるとブルーステイタスになります。 3.ブルーステイタスを取得してから、12ヶ月以内にさらに、16,000マイルを獲得するとゴールドステイタスに昇格し、無事スターアライアンスゴールドになります。 一気に19,000マイルを獲得すると、一発ゴールド獲得です。 【維持方法】 エーゲ航空のステイタス有効期限は、最大4年間。取得した年の3年後の12月末までが有効期限です。取得してから、36ヶ月以内に、一度でもスターアライアンス系航空会社への搭乗でマイルが加算されるとまた延長されますので、ANAで国内線に乗るときに、3年に一度、片道だけエーゲ航空に加算すれば、維持できます。 【ゴールド取得モデルケース】 どうせなら、1発でゴールドを取得してしまいましょう。20,000マイルを一発取得と言われると、実マイルで片道1万マイル以上の場所を探さなければならない気になりますが、片道1万マイルとなると、日本から南米くらい遠くなってしまいます。ちなみに、NRT/LAX/GRU(成田からLA経由のサンパウロ)で片道11,605マイルです。 イーツアー都市・空港間マイレージ計算 https://www.etour.co.jp/mile/mile.php3 (僕はいつも、都市間の実マイルはこちらで確認しています。) が、これは、エコノミーの場合。GEEK TRAVELLERSは、原則として快適な旅を目指すので、窮屈なエコノミーで長距離移動となると本末転倒です。 エーゲ航空も他の航空会社同様、ブッキングクラスによって、マイル加算率が変わりエコノミーだと細かく分かれていますが、ビジネスは、ブッキングクラスによらず200%加算、ファーストだと300%と非常に良心的です。 エーゲ航空のマイル加算率 https://en.aegeanair.com/milesandbonus/partnerships/air-partners/ ということでビジネスクラスで往復すれば、北米・ヨーロッパなら一発です。 北米 ロサンゼルス NRT/LAX/NRT  ビジネス 21,832マイル ニューヨーク NRT/JFK/NRT  ビジネス 26,948マイル ヨーロッパ ロンドン HND/LHR/HND  ビジネス 24,856マイル パリ     HND/CDG/HND ビジネス 24,776マイル が、出張でその距離を移動される方なら、SFCを狙った方がいいと思うので、もう少し近場の案を。 ■プラン1 シンガポールと沖縄で取得 最もポピュラーなのが、スターアライアンスのエアチャイナ(中国国際航空)のビジネスクラスで行くシンガポール往復をメインにする方法。通常シンガポールの直行便で行くと、実マイルで6,624マイル。200%でも、13,248マイルと2/3にしかなりません。 かつては、 NRT/CTU/PEK/SIN/PEK/CTU/NRTのビジネスクラスルートで、途中国内線の成都(CTU)ー北京(PEK)が国内線ファースト扱いで300%となることから、25,312マイル獲得で一発、しかも、サーチャージ込で15万円を切っていたのですが、あまりにも人気になったせいで、このルートが閉じられてしまいました。 今取れるのは、 中国国際航空(エアチャイナ:CA) ビジネスクラス 200% NRT/PEK/SIN/PEK/NRT 158,690円 16,416マイル これに加えて、ANAのプレミアムクラスは、ビジネスクラス扱いなので、沖縄をプレミアムクラスで往復。(プレミアム特割でも、プレミアム株主優待でも200%です) 全日空(NH)プレミアムクラス 200% HND/OKA/HND 3,926マイル トータル20,342マイルで達成です。 ■プラン2 ハワイと沖縄で取得 以前は、成田ーホノルルのユナイテッドのファーストクラスの割引運賃が26万円からあったので、300%加算で22,986マイルと一発だったのですが、ユナイテッドのファーストクラスの運賃が上がって、今では、往復40万円もするので、コスト観点からNGです。 ユナイテッド航空(UA) ビジネスクラス 200% NRT/HNL/NRT 25万円前後 15,324マイル 全日空(NH)プレミアムクラス 200% HND/OKA/HND 3,926マイル トータル 19,250マイルで達成です。 今から、ANAのスーパーフライヤーズを目指すのであれば、このエーゲ航空でスターアライアンスゴールドを取得して維持したほうが、コストを考えても、今時点でのベストプランだと思います。エーゲ航空が潰れたりしない限りですが。
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