JALのダイヤモンド(もしくはJGCプレミア)を持っていると、搭乗クラスにかかわらず、原則として、ワンワールド加盟航空会会社のファーストクラスラウンジが使えます。ファーストクラスにアップグレード以外で乗ることのできない僕のような庶民にとっては、非常にありがたく、ダイヤを維持するモチベーションとなっているのですが、ワンワールドのファーストクラスラウンジの中でも、最も好きなラウンジの一つ、香港国際空港にあるキャセイのファーストクラスラウンジに行きたくなり、週末に香港経由でマカオに行ってきました。

もちろん、庶民なので、キャセイパシフィック航空のファーストクラスではなく、JALのビジネスクラスでの渡航です。

今回は、香港に入境する用事もなかったので、コロナ前のように香港国際空港(HKIA)内から、香港に入境せずにスカイピアに移動し、マカオ行きのジェットフォイルに乗り換えて行けるものと余裕をぶっこいておりましたが、なんと、コロナ後は、1日1便しか復活しておらず、HKIAの出発時刻は、12:30。JALのHND/HKGは、13:30着なので、船で行くことはできません。(香港に入境して、上環あるいは尖沙咀のターミナルまで移動すれば、船で行けると思います)

となると、2018年に開通した世界最長の海上橋、港珠澳大橋をバスで渡るしかありません。

早速ググってみたのですが、あまり情報がなく、一旦香港に入境するものばかりでしたが、以前は、バスでマカオに行く場合には、一度香港に入京しなければならなかったらしいので、ネット上の記事は、Youtubeも含めて、一旦入境するものばかりになっているようです。

香港国際空港から直接マカオに行けるようになってのは、2023年8月30日からのようです。

ちなみに、バスのチケットは事前にオンラインで購入できます。

香港空港マカオバス時刻表

 

ここの時刻表によると、1時間おき、毎時30分に出発の便があるようです。事前にオンラインで預けて荷物がある場合には、出発の1時間前までに、車内持ち込み荷物のみのときは、30分前までにチェックインという情報がネット上にありましたが、公式サイトでは見つからず、そもそも、飛行機が時間通り到着するかどうかわからないので、事前にチケットを購入しないことにしました。

香港到着から、マカオ入境までの流れは以下のような流れです。

1) 香港国際空港到着
2) 香港空港内を移動して、バスのチェックインカウンターでチケットを購入
飛行機で預けて荷物がある場合にはバゲッジクレームタグを渡す
3) SKY PIERへ移動
4) 待合エリアで待って時間が来たらバスに乗車
(荷物がある方は一旦ピックアップしてバスに預けます)
5) 港珠澳大橋を渡って、港珠澳大橋澳門邊檢大樓に到着
6) マカオ入国手続き

香港の出入境手続き及び香港国際空港と港珠澳大橋の間の移動も不要なので、所要時間は45分です。

写真入りでもう少し詳細にいきましょう。

1) 香港国際空港到着

飛行機を降りたら、「内地/澳門 Mainland/Macau」という案内表示を探して歩いてきます。
香港国際空港 マカオ案内板
動画のカメラから切り出したので、画像がボケてますが、以前は、Mainland/Macu Ferryという表記だった気がします。船とバスの絵があります。

この案内に従って歩いていくと、チケットカウンターがあります。

2)バスのチェックインカウンターでチケットを購入
マカオ直行バスチケット売り場
パスポートと乗ってきた飛行機のボーディングパスを出して、チケットを購入します。クレジットカードは、VISA・マスターが使えます。アメックスは使えませんでした。

料金は、250HKD/MOP=約5,000円(2023年10月現在)です。正規料金は280HKDですが、2023年12月末までは、250HKDだそうです。船と違って、VIPシートはありません。
僕は荷物を預けていませんでしたが、預けて荷物がある方は、ここで、バゲッジクレームタグを渡します。どうやら、係員が飛行機の荷物をかわりに受け取って、SkyPierに運んでくれるようです。なかなかアナログなオペレーションです。

3)SKY PIERに移動

チケット売り場に向かって反時計回りにぐるっと歩いて、チケット売り場裏手のトラム乗り場に向かいます。
係員がいるので、チケットで、自動改札を抜けて、エスカレーターでシャトル乗り場におります。

トラムは、1駅しかありませんので、到着したら、降りるだけです。

シャトル

トラムをおりたら、そこは、Sky Pierです。船の乗り場とバスの乗り場が一緒になっています。

 

Sky Pier

ガラガラでした。

Sky Pier
係員にマカオ行きのバス乗り場に行きたいと伝えると、奥だと言われ、出発まで、そこで待てと言われますが、ここもガラガラです。おそらく、ここの荷物用ターンテーブルで、行きの飛行機で預けた荷物をピックアップするのだと思います。ガラガラなので、荷物をピックアップする人すらいませんでした。

待合エリアにセブンイレブンがあったのですが、空いておらず、係の方に聞いてみると、ランチタイムで14時に開くとのこと。なんとも、ゆるいオペレーションです。

13時半に飛行機が到着して、14時半のバスのチケットを購入したのですが、14時になっても14時半になっても、受付開始がされません。係員に聞いても、ここで待ってろと言われるだけ。

電光掲示板を見ると、14時半の便は、Closedになっています。

その後、何の告知もないまま、14時半の便の表示が電光掲示板から消えて、次は15時半になっていました。おそらく、14時半の便も15時半の便も乗客が少なかったので、1本にまとめられたのでしょう。ここで、1時間のタイムロス。なんとも、中国あるあるです。

15時半になって、搭乗開始です。

5) 待合エリアで待って時間が来たらバスに乗車
荷物を持って、バスに移動です。まだ、工事中のところが多く、エスカレーターが使えずに、エレベーターで移動します。バスに乗る人数をエレベーターで移動させるというオペレーションはダメだと思うのですが、まだ、サービス開始直後だからなのかもしれません。

通常の空港バスなどと同じように、荷物を係員に渡して、乗車します。

マカオ直通バス

バスの中はこんな感じ。ゲーミングチェアみたいなシートです。
リクライニングもできて快適でした。
マカオ直通バス
電気自動車らしく、大きめのモーター音がして、出発です。
港珠澳大橋
右手に見えるのが、港珠澳大橋です。これをひたすら走って、マカオに到着します。
携帯電話を見ていると、香港のキャリアから、中国本土のキャリアに切り替わり、最後、マカオのキャリアになっていました。

5) 港珠澳大橋を渡って、港珠澳大橋澳門邊檢大樓に到着

30分くらい走ると、先にビル群が見えてきます。

珠海
マカオに隣接している珠海だと思います。

45分でマカオ側の人工島にあるバスターミナルに到着します。とにかく、規模が大きくて圧倒されます。

BYD製香港マカオ直通バス
バスは、中国の最大手電気自動車メーカーBYD製でした。
バスを降りたら、預けてた荷物をピックアップして、建物に向かいます。

澳門邊檢大樓では、往澳門という表示に従って進めば迷うことはありません。
澳門邊檢大樓

 

澳門邊檢大樓

 

 

澳門邊檢大樓

6) マカオ入境手続き
あとは入境手続だけです。
マカオイミグレーション
訪澳旅客というところに並びましょう。体の不自由な方や妊婦、60歳以上の方は、専用の優先レーンがありますので、そちらをお使いください。

パスポートを渡すと、あっという間に入境です。スタンプではなく、最近増えている紙を渡されます。帰りに必要ありませんでしたが、一応なくさないように保管しておきましょう。

入境手続きが終わったら、外に出て、ホテルに向かうだけです。ほとんどの大型ホテルは、無料のバスを運行しているので、HOTEL SHUTTLEという表示に従って、自分のホテルの名前を探しましょう。早い時間や、遅い時間は、シャトルバスが運行していないので、タクシーに乗ることになります。

僕の場合は、今回、タイパ島コタイ地区のロンドナーズ内にあるシェラトングランデだったのですが、120MOPほどでした。クレジットカードは使えず、現金のみだったので、タクシーに乗られる方は、予めキャッシングしておきましょう。ちなみにUberは一度進出しましたが、撤退しているのでありません。

マカオの公用語は、今も広東語とポルトガル語で、英語は観光客用なので、タクシーで英語が通じないことも多いので、事前に目的地の漢字名か住所を紙にメモして、運転手さんに渡すようにするとよいです。スマホでもいいんですが、スマホだと小さくて文字が見えなかったり、触ってしまって、表示がおかしくなったりするので、こういうときは紙にメモのほうが確実です。

ちなみに繁体字なので、ご注意ください。

帰りのマカオから香港国際空港に直接行く方法は、こちら

https://geektravellers.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG_2896-750x563.jpghttps://geektravellers.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG_2896-300x300.jpggeektravellers.comMISC.featured2023年,シャトルバス,チケット買い方,マカオ,乗り方,最新,港珠澳大橋,澳門邊檢大樓,直接,直行バス,香港国際空港,香港国際空港からマカオ
JALのダイヤモンド(もしくはJGCプレミア)を持っていると、搭乗クラスにかかわらず、原則として、ワンワールド加盟航空会会社のファーストクラスラウンジが使えます。ファーストクラスにアップグレード以外で乗ることのできない僕のような庶民にとっては、非常にありがたく、ダイヤを維持するモチベーションとなっているのですが、ワンワールドのファーストクラスラウンジの中でも、最も好きなラウンジの一つ、香港国際空港にあるキャセイのファーストクラスラウンジに行きたくなり、週末に香港経由でマカオに行ってきました。 もちろん、庶民なので、キャセイパシフィック航空のファーストクラスではなく、JALのビジネスクラスでの渡航です。 今回は、香港に入境する用事もなかったので、コロナ前のように香港国際空港(HKIA)内から、香港に入境せずにスカイピアに移動し、マカオ行きのジェットフォイルに乗り換えて行けるものと余裕をぶっこいておりましたが、なんと、コロナ後は、1日1便しか復活しておらず、HKIAの出発時刻は、12:30。JALのHND/HKGは、13:30着なので、船で行くことはできません。(香港に入境して、上環あるいは尖沙咀のターミナルまで移動すれば、船で行けると思います) となると、2018年に開通した世界最長の海上橋、港珠澳大橋をバスで渡るしかありません。 早速ググってみたのですが、あまり情報がなく、一旦香港に入境するものばかりでしたが、以前は、バスでマカオに行く場合には、一度香港に入京しなければならなかったらしいので、ネット上の記事は、Youtubeも含めて、一旦入境するものばかりになっているようです。 香港国際空港から直接マカオに行けるようになってのは、2023年8月30日からのようです。 ちなみに、バスのチケットは事前にオンラインで購入できます。   ここの時刻表によると、1時間おき、毎時30分に出発の便があるようです。事前にオンラインで預けて荷物がある場合には、出発の1時間前までに、車内持ち込み荷物のみのときは、30分前までにチェックインという情報がネット上にありましたが、公式サイトでは見つからず、そもそも、飛行機が時間通り到着するかどうかわからないので、事前にチケットを購入しないことにしました。 香港到着から、マカオ入境までの流れは以下のような流れです。 1) 香港国際空港到着 2) 香港空港内を移動して、バスのチェックインカウンターでチケットを購入 飛行機で預けて荷物がある場合にはバゲッジクレームタグを渡す 3) SKY PIERへ移動 4) 待合エリアで待って時間が来たらバスに乗車 (荷物がある方は一旦ピックアップしてバスに預けます) 5) 港珠澳大橋を渡って、港珠澳大橋澳門邊檢大樓に到着 6) マカオ入国手続き 香港の出入境手続き及び香港国際空港と港珠澳大橋の間の移動も不要なので、所要時間は45分です。 写真入りでもう少し詳細にいきましょう。 1) 香港国際空港到着 飛行機を降りたら、「内地/澳門 Mainland/Macau」という案内表示を探して歩いてきます。 動画のカメラから切り出したので、画像がボケてますが、以前は、Mainland/Macu Ferryという表記だった気がします。船とバスの絵があります。 この案内に従って歩いていくと、チケットカウンターがあります。 2)バスのチェックインカウンターでチケットを購入 パスポートと乗ってきた飛行機のボーディングパスを出して、チケットを購入します。クレジットカードは、VISA・マスターが使えます。アメックスは使えませんでした。 料金は、250HKD/MOP=約5,000円(2023年10月現在)です。正規料金は280HKDですが、2023年12月末までは、250HKDだそうです。船と違って、VIPシートはありません。 僕は荷物を預けていませんでしたが、預けて荷物がある方は、ここで、バゲッジクレームタグを渡します。どうやら、係員が飛行機の荷物をかわりに受け取って、SkyPierに運んでくれるようです。なかなかアナログなオペレーションです。 3)SKY PIERに移動 チケット売り場に向かって反時計回りにぐるっと歩いて、チケット売り場裏手のトラム乗り場に向かいます。 係員がいるので、チケットで、自動改札を抜けて、エスカレーターでシャトル乗り場におります。 トラムは、1駅しかありませんので、到着したら、降りるだけです。 トラムをおりたら、そこは、Sky Pierです。船の乗り場とバスの乗り場が一緒になっています。   ガラガラでした。 係員にマカオ行きのバス乗り場に行きたいと伝えると、奥だと言われ、出発まで、そこで待てと言われますが、ここもガラガラです。おそらく、ここの荷物用ターンテーブルで、行きの飛行機で預けた荷物をピックアップするのだと思います。ガラガラなので、荷物をピックアップする人すらいませんでした。 待合エリアにセブンイレブンがあったのですが、空いておらず、係の方に聞いてみると、ランチタイムで14時に開くとのこと。なんとも、ゆるいオペレーションです。 13時半に飛行機が到着して、14時半のバスのチケットを購入したのですが、14時になっても14時半になっても、受付開始がされません。係員に聞いても、ここで待ってろと言われるだけ。 電光掲示板を見ると、14時半の便は、Closedになっています。 その後、何の告知もないまま、14時半の便の表示が電光掲示板から消えて、次は15時半になっていました。おそらく、14時半の便も15時半の便も乗客が少なかったので、1本にまとめられたのでしょう。ここで、1時間のタイムロス。なんとも、中国あるあるです。 15時半になって、搭乗開始です。 5) 待合エリアで待って時間が来たらバスに乗車 荷物を持って、バスに移動です。まだ、工事中のところが多く、エスカレーターが使えずに、エレベーターで移動します。バスに乗る人数をエレベーターで移動させるというオペレーションはダメだと思うのですが、まだ、サービス開始直後だからなのかもしれません。 通常の空港バスなどと同じように、荷物を係員に渡して、乗車します。 バスの中はこんな感じ。ゲーミングチェアみたいなシートです。 リクライニングもできて快適でした。 電気自動車らしく、大きめのモーター音がして、出発です。 右手に見えるのが、港珠澳大橋です。これをひたすら走って、マカオに到着します。 携帯電話を見ていると、香港のキャリアから、中国本土のキャリアに切り替わり、最後、マカオのキャリアになっていました。 5) 港珠澳大橋を渡って、港珠澳大橋澳門邊檢大樓に到着 30分くらい走ると、先にビル群が見えてきます。 マカオに隣接している珠海だと思います。 45分でマカオ側の人工島にあるバスターミナルに到着します。とにかく、規模が大きくて圧倒されます。 バスは、中国の最大手電気自動車メーカーBYD製でした。 バスを降りたら、預けてた荷物をピックアップして、建物に向かいます。 澳門邊檢大樓では、往澳門という表示に従って進めば迷うことはありません。       6) マカオ入境手続き あとは入境手続だけです。 訪澳旅客というところに並びましょう。体の不自由な方や妊婦、60歳以上の方は、専用の優先レーンがありますので、そちらをお使いください。 パスポートを渡すと、あっという間に入境です。スタンプではなく、最近増えている紙を渡されます。帰りに必要ありませんでしたが、一応なくさないように保管しておきましょう。 入境手続きが終わったら、外に出て、ホテルに向かうだけです。ほとんどの大型ホテルは、無料のバスを運行しているので、HOTEL SHUTTLEという表示に従って、自分のホテルの名前を探しましょう。早い時間や、遅い時間は、シャトルバスが運行していないので、タクシーに乗ることになります。 僕の場合は、今回、タイパ島コタイ地区のロンドナーズ内にあるシェラトングランデだったのですが、120MOPほどでした。クレジットカードは使えず、現金のみだったので、タクシーに乗られる方は、予めキャッシングしておきましょう。ちなみにUberは一度進出しましたが、撤退しているのでありません。 マカオの公用語は、今も広東語とポルトガル語で、英語は観光客用なので、タクシーで英語が通じないことも多いので、事前に目的地の漢字名か住所を紙にメモして、運転手さんに渡すようにするとよいです。スマホでもいいんですが、スマホだと小さくて文字が見えなかったり、触ってしまって、表示がおかしくなったりするので、こういうときは紙にメモのほうが確実です。 ちなみに繁体字なので、ご注意ください。 帰りのマカオから香港国際空港に直接行く方法は、こちら
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