毎年、JALでワンワールドエメラルドを取得してきましたが、今年末のJALの特典航空券の大改悪を見て、そろそろ、JALを離れる日が近づいていることを感じまして、ワンワールドの他キャリアでのエメラルドを取得を妄想し始めています。

ワンワールドサファイアでよければ、JGC(JAL GLOBAL CLUB)を持っている限り、維持できますが、国際線のエコノミーに登場される方は、メリットがありますが、ビジネスクラス以上で移動している限り、国際線でのメリットはほぼありません。そして、まんまと、毎年エメラルドを更新しているわけですが、JALでの取得にこだわらなければ、もっと簡単に、もっと安く、エメラルドを毎年取得更新可能なわけです。

候補としては、ブリティッシュ・エアウェイズのGOLD会員一択でしょう。
ブリティッシュエアウェイズの上級会員資格には、ワンワールドエメラルドの資格とブリティッシュ・エアウェイズ独自の会員特典がついてきます。

ゴールドの会員特典
・ワンワールドエメラルドの特典(優先搭乗・ラウンジ利用など)
・100%のAviosボーナスを獲得 (BA,IB,AA,JL便搭乗便)
・購入時の無料座席指定(ゴールド専用席あり)
・予約手数料の免除
・Priorty Reward(特典枠がなくとも2倍のAviosで特典発券可能)
・ゴールド会員専用のコールセンター
・マンダリンオリエンタル 宿泊時のアップグレード
・ランガムホテルの上級会員資格
・無料でAvisの優先レンタルサービスのご利用

詳細は、
https://www.britishairways.com/ja-jp/executive-club/tiers-and-benefits/gold-benefits

Gold会員のさらに上にGold Guest List(GGL)もあったりしますが、今回は、ワンワールドエメラルドの取得が目的なので、GGLは今回は割愛します。

ご興味がある方は、
https://www.britishairways.com/en-gb/executive-club/tiers-and-benefits/gold-guest-list-benefits

取得条件はこのようになっています。

ゴールド:

  • 弊社のフライトを4回以上ご利用になり、1,500ティアポイントをご獲得いただく必要があります。

対象となるフライトは、 ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)により販売または運航されるフライトおよび、イベリア航空(Iberia)により販売および運航されるフライトです。

このティアポイント(TP)というのが、JALでいうところのFOP(FLY ON ポイント)、ANAでいうところのPP(プレミアムポイント)で、実際に有償でワンワールド加盟の航空会社の便に搭乗した際に、獲得できるポイントです。

ティアポイントとは

BAのウェブサイトによると

・Aviosと同様、弊社やoneworld®アライアンス加盟航空会社のフライトを利用するとティアポイントが貯まります。
・フライトをご利用になることでティアポイントをお貯めいただけます。獲得ポイント数は、お客様の航空券の種別と航空運賃クラスによって異なります。
・Aviosとは異なり、ティアポイントは特典には使用できず、毎年0にリセットされます。

ということなので、概ねFOPやPPと同じです。
ただ、FOPと違って、TPは、搭乗した距離にリニアに変動しないというところです。
もう一つは、搭乗クラスによる倍率の変化が大きいというところも特徴です。

通常、他キャリアですと、ビジネスクラスはエコノミーの125%、ファーストは、150%〜200%ですが、BAのTPは、ビジネスはエコノミーの2倍、ファーストは、3倍と、上級クラスが優遇されています。

獲得できるTPは、搭乗する航空会社と区間ごとにAvios計算機で搭乗クラスごとに調べることができます。
https://www.britishairways.com/travel/flight-calculator/public/ja_jp

例えば、CXの羽田ー香港便だとこうなります。

エコノミーは、ブッキングクラスにより獲得TPが変化し、Y,B,Hで20TP、それ以外の割引運賃だとなんと5TPまで下がります。一方、プレエコ以上は、ブッキングクラスによらず、プレエコは25TP、ビジネスクラスは40TP、ファーストでは60TPと固定です。

HND/HKGの日本発券の価格を調べてみると

ブッキングクラスHのエコノミーの最安値は、131,000円に対して、ブッキングクラスDのビジネスクラスの最安値は、161,000円ですが、Hは、20TP、Dは、40TP。プレエコの最安値運賃Rは、183,000円ですが、25TPと、逆転しています。Kクラスのエコになると、93,000円で5TP。

TP単価で考えると

ブッキングクラス キャビンクラス 運賃 ティアポイント TP単価
Kクラス エコノミー 93,000 5 18,600
Hクラス エコノミー 131,000 20 6,550
Rクラス プレエコ 183,000 25 7,320
Dクラス ビジネス 161,000 40 4,025

普段、FOP単価で見慣れていると、単価の桁に驚きますが、JALのワンワールドエメラルドは、80,000FOP、BAは、1,500TPなので、50分の1くらいで考えると良いと思います。
そもそも、プレエコとビジネスクラスの運賃が逆転してるのはどうなの?という話もありますが、いかに、上級クラスが有利かわかります。

このTPポイントは、レンジで設定されていて、国際線でいうと

エコノミー割引 エコノミー普通 プレエコ ビジネス ファースト
2,000マイル未満 10 20 30 40 60
2,000~5,999マイル 35 70 90 140 210
6,000マイル以上 40 80 100 160 240

そもそも、快適性の面から考えて、エコノミーという選択肢はありませんが、BAでのエメラルド獲得を考えても、エコノミークラスという選択肢は非効率的過ぎて、ありえないことがわかります。

最も効率的なのは、2,000マイルを少し超える距離のビジネスクラスです。
例えば、
CXで行くCTS/HKG/CGK

CTS/HKGは、2,131マイル、HKG/CGKは、2,029マイルなので、CXで札幌から香港乗り換えでジャカルタにビジネスクラスで行くと、それぞれの区間で140TPずつ稼げるので、往復で4区間で560TP。3往復するだけで1,680TPです。

CTS/HKG/CGKは、日本発券だと、結構な金額になってしまうのですが、ジャカルタ発券だと、異常に安い設定があり、往復で、135,000円くらいなので、1回目の行きだけ、特典航空券で、羽田からジャカルタに行き、帰りの便から、キャセイの新千歳行きビジネスの往復でループを作るのもいいと思います。

さらに、ワンワールドのスリランカ航空でCGK/CMB/DXBも、CGK/CMBが2,072マイル、CMB/DXBも2,043マイルとギリギリ2,000マイル超えなので、ビジネスクラスなら、往復で560TPです。しかも、この区間は非常にビジネスクラスのチケットが安く、10万円台。

11万円弱で、ゴールドになるためのティアポイントの1/3強が一発で稼げます。TP単価は、196円。

HND/CGK 特典
CGK/CMB/DXB/ CMB/CGK 11万円 560TP
CGK/HKG/CTS 67,500円 280TP
手元にCTS/HKG/CGK(67,500円の片道が残ります)

実質18万円で840TP。TP単価は、214円。

また、このTPチャートは、日本やイギリスの国内線にも適用されますが、ポイントは、JALのクラスJが、ビジネスクラス扱いというところ。

しかも、運賃にかかわらずです。日本国内の路線で、2000マイルを超える路線はないので、どの便でもクラスJであれば、40TPが稼げます。

となると思いつくのは、定番の離島ホッピング。
1日目:HND/ASJ/MMY/RNJ/OKE/ASJ/KKX/KOJ
2日目:KOJ/MMY/TKN/MMY/OKE/RNJ/MMY/KKX/KOJ/HND

2日で16区間ですが、残念ながらこれらの離島便には、クラスJがありません。

となると、例えば、OKA/MMYです。
那覇/宮古間のクラスJ片道最安は8,800円。8,800円で40TPとなると、TP単価は、220円。
単純に1,500TPするなら、19往復。167,200円で達成です。

ただ、一日に同一区間を複数回往復したりすると、BA側にうまく加算されないようなので(そもそも想定されてないんでしょう)那覇/宮古を1日に複数回往復するのではなくて、那覇/石垣(ISG)や、1便だけクラスJが設定される那覇/久米島(UEO)を組み合わせるのが良いと思います。

石垣は、片道9,500円くらい。久米島は、片道8,500円くらいでクラスJに乗れます。
どうしても安くということであれば、HND/OKAのクラスJであれば、現在の最安でいうと往復で24,000円くらいなので、

HND/OKA/MMY/OKA/UEO/OKA/ISG/OKA/HND
の8区間を77,600円で240TPという手もあります。

一度の沖縄修行時に、この6区間ルートを2回、3回とまとめてやることで、楽勝でエメラルドと言いたいところですが、ゴールドの取得には、忘れてはいけないもう一つの条件があります。

「BAまたはIBの便に4区間搭乗すること」

もちろん、BA/IB名のコードシェアでもいいので、JAL運行の日本国内線のBA便名コードシェアに乗ればと考えがちですが、日本国内線のBA便名コードシェアは、BAの国際線の切り込みでないと購入できません。

となると、ヨーロッパ内のBA/IB便か、イギリス国内線です。
BAで、日本からヨーロッパは、ソウル発券などを駆使しても、やはり25万円は超えます。しかも、ソウルロンドン間の区間マイルは、5,646マイルなので、ビジネスクラスで稼げるTPは、片道140TP。往復で280TPで、コストパフォーマンスが悪いです。

ここは、ヨーロッパ行きは特典で済ませて、ロンドンからの近距離便で行くしかありません。
ロンドンから、エディンバラやマンチェスターなどの国内線のエコノミーであれば、往復で1万円ほどで買えます。が、割引なので、片道5TP。4区間で20TP。

そこで、BAかIB便名でIBの拠点であるマドリッドを経由する便のビジネスクラスを探します。

例えば、ロンドンからイビサ行きのビジネスクラス。適当に探したところ、36,541円です。
LGW/MAD/IBZの往復なので、それぞれ、786マイルと284マイル。1区間40TPなので、160TP。
TP単価でいうと、228円。

そもそも、飛行機に乗る予定がない方が、1年で最安でエメラルドを取ろうとすると、効率の悪いところは、特典を使うという前提で(そもそも飛行機乗らない人が取るという、前提がおかしいですけど)そこそこ、無理のない範囲で(ちょっと無理がありますが)安く楽に達成する修行ルート例を上げるとこんな感じになります。

金額 キャリア ティアポイント 備考
TYO/CGK 特典 0 なんでも 0 特典
CGK/CMB/DXB/ CMB/CGK 110,000 UL 480 ビジネスクラス
CGK/HKG/CTS 67,500 CX 240 ビジネスクラス
CTS/HND 26,100 JL 60 特便ファーストクラス
HND/OKA 12,000 JL 40 クラスJ
OKA/MMY/OKA 17,600 JL 80 クラスJ
OKA/UEO/OKA 19,000 JL 80 クラスJ
OKA/ISG/OKA 17,000 JL 80 クラスJ
OKA/MMY/OKA 17,600 JL 80 クラスJ
OKA/UEO/OKA 19,000 JL 80 クラスJ
OKA/ISG/OKA 17,000 JL 80 クラスJ
OKA/HND 12,000 JL 40 クラスJ
TYO/LON 0 なんでも 0 特典
LGW/MAD/IBZ/MAD/LGW 36,541 IB 160 ビジネスクラス
LON/TYO 0 なんでも 0 特典
371,341 1500

※東京からジャカルタの行きと、ロンドンの往復は、特典で。
※CGK/HKG/CTSは、ジャカルタ発券の片道を利用して、半額を計上。手元にCTS/HKG/CGKのチケットが残る。
※20TP足りなかったので、札幌/羽田は、特便でファーストクラスにしました。

ヨーロッパでの修行をもっと繰り返せば、もっと安くなりますが、現実的には、そもそも、飛行機に乗る人が取ると思うので、沖縄の修行とかは、必要ないとは思います。

実際、年に一度、ヨーロッパにロンドンかマドリッド経由で行って、ヨーロッパ内の移動で4区間、BAかIBを使うというのは必要ですが、年1くらいで、ヨーロッパに行くのであれば、あとは、年2−3回アジアにビジネスクラスで旅行に行って、国内はクラスJで移動していても、エメラルドは維持できると思います。

金額は最安を目指さずに、そこそこのフライト数で達成する現実的なプランを建ててみると、

夏休みはロンドン経由でイビザに。

日本ーヨーロッパ間を、ワンワールドのカタール航空のビジネスクラスで往復すれば、各140TPなので、560TP。セールをうまく狙えば20万円ちょっとのチケットもあります。

ロンドンからイビザにIBビジネスクラスで往復して、160TP。これで、4区間クリア。

国内線でいうと、那覇、札幌、福岡便などのファーストクラス設定路線では、ファーストに乗ることも日常生活ではあると思うので、それだけでも、年間4往復するだけで、480TP。

GWにホーチミンに、香港経由のCXのビジネスクラスで往復して、160TP。
週末にシンガポールにJALのビジネスクラスで往復して、280TP。

まとめると

キャリア キャビンクラス TP 備考
TYO/DOH/LHR QR C 280
LGW/MAD/IBZ/MAD/LGW IB C 160 4区間クリア
LHR/DOH/LHR QR C 280
HND/OKA/HND JL F 120
HND/CTS/HND JL F 120
HND/FUK/HND JL F 120
HND/OKA/HND JL F 120
NRT/HKG/SGN/HKG/NRT CX C 160
HND/SIN/HND JL C 280
合計 1640

これだけで、すでに1,640TP。
金額は、それほど安くありませんが、たったこれだけのフライトで達成です。

ちなみに、これらの旅程をJALで貯めていたとするとどのくらいのFOPなのかを計算してみるとこうなります。

前提条件として前提条件として、ファーストは、全て正規運賃・往復割引・ビジネスきっぷなどの100%加算運賃で沖縄2回、福岡1回、札幌1回だったとすると、

東京ロンドン 20,957FOP
ロンドンイビザ 0
沖縄ファースト2回 13,408FOP
福岡ファースト1回 4,204FOP
札幌ファースト1回 3,860FOP
ホーチミン 6,880FOP
シンガポール6,610FOP

55,919FOP

イビザは、イベリア航空なので、FOPは貯まりません。仮にBAのコードで取ったとしても、2,675FOP。6万FOPにも足りません。

やっぱり、BAのほうが圧倒的にエメラルドの取得が楽そうです。本気で乗り換えを考えようか悩み中です。

https://geektravellers.com/wp-content/uploads/2018/10/BAgold-750x304.pnghttps://geektravellers.com/wp-content/uploads/2018/10/BAgold-200x200.pnggeektravellers.com割安航空券AIRLINESfeaturedワンワールドJAL/日本航空ブリティッシュエアウェイズ格安ビジネスクラスBA,British Airways,GOLD,JAL,JGP,JMB,エメラルド,ダイヤモンド,ブリティッシュ・エアウェイズ,ワンワールド,最安,最楽,最短
毎年、JALでワンワールドエメラルドを取得してきましたが、今年末のJALの特典航空券の大改悪を見て、そろそろ、JALを離れる日が近づいていることを感じまして、ワンワールドの他キャリアでのエメラルドを取得を妄想し始めています。 ワンワールドサファイアでよければ、JGC(JAL GLOBAL CLUB)を持っている限り、維持できますが、国際線のエコノミーに登場される方は、メリットがありますが、ビジネスクラス以上で移動している限り、国際線でのメリットはほぼありません。そして、まんまと、毎年エメラルドを更新しているわけですが、JALでの取得にこだわらなければ、もっと簡単に、もっと安く、エメラルドを毎年取得更新可能なわけです。 候補としては、ブリティッシュ・エアウェイズのGOLD会員一択でしょう。 ブリティッシュエアウェイズの上級会員資格には、ワンワールドエメラルドの資格とブリティッシュ・エアウェイズ独自の会員特典がついてきます。 ゴールドの会員特典 ・ワンワールドエメラルドの特典(優先搭乗・ラウンジ利用など) ・100%のAviosボーナスを獲得 (BA,IB,AA,JL便搭乗便) ・購入時の無料座席指定(ゴールド専用席あり) ・予約手数料の免除 ・Priorty Reward(特典枠がなくとも2倍のAviosで特典発券可能) ・ゴールド会員専用のコールセンター ・マンダリンオリエンタル 宿泊時のアップグレード ・ランガムホテルの上級会員資格 ・無料でAvisの優先レンタルサービスのご利用 詳細は、 https://www.britishairways.com/ja-jp/executive-club/tiers-and-benefits/gold-benefits Gold会員のさらに上にGold Guest List(GGL)もあったりしますが、今回は、ワンワールドエメラルドの取得が目的なので、GGLは今回は割愛します。 ご興味がある方は、 https://www.britishairways.com/en-gb/executive-club/tiers-and-benefits/gold-guest-list-benefits 取得条件はこのようになっています。 ゴールド: 弊社のフライトを4回以上ご利用になり、1,500ティアポイントをご獲得いただく必要があります。 対象となるフライトは、 ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)により販売または運航されるフライトおよび、イベリア航空(Iberia)により販売および運航されるフライトです。 このティアポイント(TP)というのが、JALでいうところのFOP(FLY ON ポイント)、ANAでいうところのPP(プレミアムポイント)で、実際に有償でワンワールド加盟の航空会社の便に搭乗した際に、獲得できるポイントです。 ティアポイントとは BAのウェブサイトによると ・Aviosと同様、弊社やoneworld®アライアンス加盟航空会社のフライトを利用するとティアポイントが貯まります。 ・フライトをご利用になることでティアポイントをお貯めいただけます。獲得ポイント数は、お客様の航空券の種別と航空運賃クラスによって異なります。 ・Aviosとは異なり、ティアポイントは特典には使用できず、毎年0にリセットされます。 ということなので、概ねFOPやPPと同じです。 ただ、FOPと違って、TPは、搭乗した距離にリニアに変動しないというところです。 もう一つは、搭乗クラスによる倍率の変化が大きいというところも特徴です。 通常、他キャリアですと、ビジネスクラスはエコノミーの125%、ファーストは、150%〜200%ですが、BAのTPは、ビジネスはエコノミーの2倍、ファーストは、3倍と、上級クラスが優遇されています。 獲得できるTPは、搭乗する航空会社と区間ごとにAvios計算機で搭乗クラスごとに調べることができます。 https://www.britishairways.com/travel/flight-calculator/public/ja_jp 例えば、CXの羽田ー香港便だとこうなります。 エコノミーは、ブッキングクラスにより獲得TPが変化し、Y,B,Hで20TP、それ以外の割引運賃だとなんと5TPまで下がります。一方、プレエコ以上は、ブッキングクラスによらず、プレエコは25TP、ビジネスクラスは40TP、ファーストでは60TPと固定です。 HND/HKGの日本発券の価格を調べてみると ブッキングクラスHのエコノミーの最安値は、131,000円に対して、ブッキングクラスDのビジネスクラスの最安値は、161,000円ですが、Hは、20TP、Dは、40TP。プレエコの最安値運賃Rは、183,000円ですが、25TPと、逆転しています。Kクラスのエコになると、93,000円で5TP。 TP単価で考えると ブッキングクラス キャビンクラス 運賃 ティアポイント TP単価 Kクラス エコノミー 93,000 5 18,600 Hクラス エコノミー 131,000 20 6,550 Rクラス プレエコ 183,000 25 7,320 Dクラス ビジネス 161,000 40 4,025 普段、FOP単価で見慣れていると、単価の桁に驚きますが、JALのワンワールドエメラルドは、80,000FOP、BAは、1,500TPなので、50分の1くらいで考えると良いと思います。 そもそも、プレエコとビジネスクラスの運賃が逆転してるのはどうなの?という話もありますが、いかに、上級クラスが有利かわかります。 このTPポイントは、レンジで設定されていて、国際線でいうと エコノミー割引 エコノミー普通 プレエコ ビジネス ファースト 2,000マイル未満 10 20 30 40 60 2,000~5,999マイル 35 70 90 140 210 6,000マイル以上 40 80 100 160 240 そもそも、快適性の面から考えて、エコノミーという選択肢はありませんが、BAでのエメラルド獲得を考えても、エコノミークラスという選択肢は非効率的過ぎて、ありえないことがわかります。 最も効率的なのは、2,000マイルを少し超える距離のビジネスクラスです。 例えば、 CXで行くCTS/HKG/CGK CTS/HKGは、2,131マイル、HKG/CGKは、2,029マイルなので、CXで札幌から香港乗り換えでジャカルタにビジネスクラスで行くと、それぞれの区間で140TPずつ稼げるので、往復で4区間で560TP。3往復するだけで1,680TPです。 CTS/HKG/CGKは、日本発券だと、結構な金額になってしまうのですが、ジャカルタ発券だと、異常に安い設定があり、往復で、135,000円くらいなので、1回目の行きだけ、特典航空券で、羽田からジャカルタに行き、帰りの便から、キャセイの新千歳行きビジネスの往復でループを作るのもいいと思います。 さらに、ワンワールドのスリランカ航空でCGK/CMB/DXBも、CGK/CMBが2,072マイル、CMB/DXBも2,043マイルとギリギリ2,000マイル超えなので、ビジネスクラスなら、往復で560TPです。しかも、この区間は非常にビジネスクラスのチケットが安く、10万円台。 11万円弱で、ゴールドになるためのティアポイントの1/3強が一発で稼げます。TP単価は、196円。 HND/CGK 特典 CGK/CMB/DXB/ CMB/CGK 11万円 560TP CGK/HKG/CTS 67,500円 280TP 手元にCTS/HKG/CGK(67,500円の片道が残ります) 実質18万円で840TP。TP単価は、214円。 また、このTPチャートは、日本やイギリスの国内線にも適用されますが、ポイントは、JALのクラスJが、ビジネスクラス扱いというところ。 しかも、運賃にかかわらずです。日本国内の路線で、2000マイルを超える路線はないので、どの便でもクラスJであれば、40TPが稼げます。 となると思いつくのは、定番の離島ホッピング。 1日目:HND/ASJ/MMY/RNJ/OKE/ASJ/KKX/KOJ 2日目:KOJ/MMY/TKN/MMY/OKE/RNJ/MMY/KKX/KOJ/HND 2日で16区間ですが、残念ながらこれらの離島便には、クラスJがありません。 となると、例えば、OKA/MMYです。 那覇/宮古間のクラスJ片道最安は8,800円。8,800円で40TPとなると、TP単価は、220円。 単純に1,500TPするなら、19往復。167,200円で達成です。 ただ、一日に同一区間を複数回往復したりすると、BA側にうまく加算されないようなので(そもそも想定されてないんでしょう)那覇/宮古を1日に複数回往復するのではなくて、那覇/石垣(ISG)や、1便だけクラスJが設定される那覇/久米島(UEO)を組み合わせるのが良いと思います。 石垣は、片道9,500円くらい。久米島は、片道8,500円くらいでクラスJに乗れます。 どうしても安くということであれば、HND/OKAのクラスJであれば、現在の最安でいうと往復で24,000円くらいなので、 HND/OKA/MMY/OKA/UEO/OKA/ISG/OKA/HND の8区間を77,600円で240TPという手もあります。 一度の沖縄修行時に、この6区間ルートを2回、3回とまとめてやることで、楽勝でエメラルドと言いたいところですが、ゴールドの取得には、忘れてはいけないもう一つの条件があります。 「BAまたはIBの便に4区間搭乗すること」 もちろん、BA/IB名のコードシェアでもいいので、JAL運行の日本国内線のBA便名コードシェアに乗ればと考えがちですが、日本国内線のBA便名コードシェアは、BAの国際線の切り込みでないと購入できません。 となると、ヨーロッパ内のBA/IB便か、イギリス国内線です。 BAで、日本からヨーロッパは、ソウル発券などを駆使しても、やはり25万円は超えます。しかも、ソウルロンドン間の区間マイルは、5,646マイルなので、ビジネスクラスで稼げるTPは、片道140TP。往復で280TPで、コストパフォーマンスが悪いです。 ここは、ヨーロッパ行きは特典で済ませて、ロンドンからの近距離便で行くしかありません。 ロンドンから、エディンバラやマンチェスターなどの国内線のエコノミーであれば、往復で1万円ほどで買えます。が、割引なので、片道5TP。4区間で20TP。 そこで、BAかIB便名でIBの拠点であるマドリッドを経由する便のビジネスクラスを探します。 例えば、ロンドンからイビサ行きのビジネスクラス。適当に探したところ、36,541円です。 LGW/MAD/IBZの往復なので、それぞれ、786マイルと284マイル。1区間40TPなので、160TP。 TP単価でいうと、228円。 そもそも、飛行機に乗る予定がない方が、1年で最安でエメラルドを取ろうとすると、効率の悪いところは、特典を使うという前提で(そもそも飛行機乗らない人が取るという、前提がおかしいですけど)そこそこ、無理のない範囲で(ちょっと無理がありますが)安く楽に達成する修行ルート例を上げるとこんな感じになります。 金額 キャリア ティアポイント 備考 TYO/CGK 特典 0 なんでも 0 特典 CGK/CMB/DXB/ CMB/CGK 110,000 UL 480 ビジネスクラス CGK/HKG/CTS 67,500 CX 240 ビジネスクラス CTS/HND 26,100 JL 60 特便ファーストクラス HND/OKA 12,000 JL 40 クラスJ OKA/MMY/OKA 17,600 JL 80 クラスJ OKA/UEO/OKA 19,000 JL 80 クラスJ OKA/ISG/OKA 17,000 JL 80 クラスJ OKA/MMY/OKA 17,600 JL 80 クラスJ OKA/UEO/OKA 19,000 JL 80 クラスJ OKA/ISG/OKA 17,000 JL 80 クラスJ OKA/HND 12,000 JL 40 クラスJ TYO/LON 0 なんでも 0 特典 LGW/MAD/IBZ/MAD/LGW 36,541 IB 160 ビジネスクラス LON/TYO 0 なんでも 0 特典 371,341 1500 ※東京からジャカルタの行きと、ロンドンの往復は、特典で。 ※CGK/HKG/CTSは、ジャカルタ発券の片道を利用して、半額を計上。手元にCTS/HKG/CGKのチケットが残る。 ※20TP足りなかったので、札幌/羽田は、特便でファーストクラスにしました。 ヨーロッパでの修行をもっと繰り返せば、もっと安くなりますが、現実的には、そもそも、飛行機に乗る人が取ると思うので、沖縄の修行とかは、必要ないとは思います。 実際、年に一度、ヨーロッパにロンドンかマドリッド経由で行って、ヨーロッパ内の移動で4区間、BAかIBを使うというのは必要ですが、年1くらいで、ヨーロッパに行くのであれば、あとは、年2−3回アジアにビジネスクラスで旅行に行って、国内はクラスJで移動していても、エメラルドは維持できると思います。 金額は最安を目指さずに、そこそこのフライト数で達成する現実的なプランを建ててみると、 夏休みはロンドン経由でイビザに。 日本ーヨーロッパ間を、ワンワールドのカタール航空のビジネスクラスで往復すれば、各140TPなので、560TP。セールをうまく狙えば20万円ちょっとのチケットもあります。 ロンドンからイビザにIBビジネスクラスで往復して、160TP。これで、4区間クリア。 国内線でいうと、那覇、札幌、福岡便などのファーストクラス設定路線では、ファーストに乗ることも日常生活ではあると思うので、それだけでも、年間4往復するだけで、480TP。 GWにホーチミンに、香港経由のCXのビジネスクラスで往復して、160TP。 週末にシンガポールにJALのビジネスクラスで往復して、280TP。 まとめると キャリア キャビンクラス TP 備考 TYO/DOH/LHR QR C 280 LGW/MAD/IBZ/MAD/LGW IB C 160 4区間クリア LHR/DOH/LHR QR C 280 HND/OKA/HND JL F 120 HND/CTS/HND JL F 120 HND/FUK/HND JL F 120 HND/OKA/HND JL F 120 NRT/HKG/SGN/HKG/NRT CX C 160 HND/SIN/HND JL C 280 合計 1640 これだけで、すでに1,640TP。 金額は、それほど安くありませんが、たったこれだけのフライトで達成です。 ちなみに、これらの旅程をJALで貯めていたとするとどのくらいのFOPなのかを計算してみるとこうなります。 前提条件として前提条件として、ファーストは、全て正規運賃・往復割引・ビジネスきっぷなどの100%加算運賃で沖縄2回、福岡1回、札幌1回だったとすると、 東京ロンドン 20,957FOP ロンドンイビザ 0 沖縄ファースト2回 13,408FOP 福岡ファースト1回 4,204FOP 札幌ファースト1回 3,860FOP ホーチミン 6,880FOP シンガポール6,610FOP 55,919FOP イビザは、イベリア航空なので、FOPは貯まりません。仮にBAのコードで取ったとしても、2,675FOP。6万FOPにも足りません。 やっぱり、BAのほうが圧倒的にエメラルドの取得が楽そうです。本気で乗り換えを考えようか悩み中です。
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