JALバンコク便でファーストクラスにアップグレードの巻
現在、JALのファーストクラスは、アジア便では設定されていません。かつては、アジアで唯一、ジャカルタ便にファーストクラス設定機材が採用されていたので、ファーストクラスの設定がありましたが、廃止され、その後、一定期間のみ、バンコク便にファーストクラスが設定されましたが、それも期間限定で終了してしまいました。
そもそも、JALのファーストクラスは、スカイスイート777が搭載されている777-300ERにしか設定がありません。すべて日本側は、東京発着のみで、ヨーロッパだと、ロンドン、パリのみ。あとは、全て米国で、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ。この6都市の便でしか、国際線のファーストクラスは乗れないんです。
ファーストクラスのターゲット層だった富裕層は、プライベートジェットで移動する流れの中で、ファーストクラスに乗る人が減っているので、ファーストクラスを廃止する航空会社も増えています。一方、我々のような庶民は、どうやっても、ビジネスクラスにしか乗れないので、普段はビジネスクラスに乗り、マイルを使って、アップグレードできたときだけ、ファーストクラスに乗るということしかできません。マイルでアップグレードしたり、特典で乗る人ばかりでは、ファーストクラスは維持できないのでしょう。まさにファーストクラスは絶滅寸前です。乗れる機会があったら、ちょっと無理してでも、乗っておきましょう。
さて、先日も、羽田=バンコクをJALのビジネスクラスで移動しておりました。現在の羽田バンコク便は、最近増殖を続けているJAL SKY SUITE Ⅲ搭載の777-200ERです。
JAL SKY SUITE Ⅲというのは、ゾディアックシートUKが作った隣り合った客の足が上下に重なるヘリンボーン配置のフルフラットシートのアレです。アブレストは1−2−1です。

リクライニングしながらテーブルが出せないとか、幅が狭いとか、大きめの人だと、足元がきついとかいろいろ言われているアレです。
いろいろ言われていますが、行きは、羽田を24時過ぎに出て、バンコク朝5時着、帰りは、バンコクを22時くらいに出て、羽田に6時着。飛行機に乗っている間ぐっすり眠れれば、1泊4日が可能です。ウィークデーが終わる金曜日の夜に羽田に行って

とりあえず、ファーストクラスラウンジで、夕飯を食べて、飛行機に乗り、

土日の1泊2日をまるまるバンコクで過ごし、月曜日の早朝に帰ってくることができるので、当サイトでもご紹介している通り、週末海外のゴールデンパターンとして、人気のあるルートです。
やろうと思えば、毎週末をバンコクで過ごすなんてことも可能です。やりませんが。
先日も、バンコクで軽く夕飯を食べたあと空港へ向かい、

JALのサクララウンジで過ごして、帰国の途につこうとしていました。

飛行機に搭乗したら、ウトウトはじめて、シートベルトサインが消えたら、即フルフラットにして、ぐっすり。朝食は、予め食べない、寝てたら起こさないでくださいとCAさんにお伝えしてという予定でした。
さて、いざ搭乗すると、

へえ、この機材、ファーストあるんだぁ。何番取ってたっけ?
あ、2Kだった。って、この席じゃん。

「ラッキーですね。」と笑顔のCAさん。
「機材変更ですか?」「ええ、滅多にないんですが、本当にラッキーですね」

ということで、サービス内容は、ビジネスクラスのままですが(当たり前です)広いシートで快適に帰れることになりました。もちろん、マットレスも、パジャマもありません。
すぐにぐっすり眠るつもりが、軽食とお酒をいただくことになってしまいました。


ファーストクラスのように注文ができるかと思ってやってみましたが、それも使えませんでした。メニューが違うから当たり前か。
https://geektravellers.com/2019/03/22/jal%e3%83%90%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%82%af%e4%be%bf%e3%81%a7%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%88%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%81%ab%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%82%b0%e3%83%ac%e3%83%bc/featured