従来、ダイヤモンドとJGP会員に送られていた国内線ファーストクラスアップグレードクーポンとJCFM向けに送られていた国内線ファーストクラス券引換証が終了になり、クーポンの最終有効期限が今月末で終了します。

これによって、多くの人達が利用していた裏技が終了となります。裏技というのは、いつか止められる宿命なのですが、また、ひとつ、便利だった裏技が終了するのは、非常に残念です。

JALの羽田発着の新千歳、福岡、那覇、伊丹便には、国内線ファーストクラスが導入されています。羽田伊丹便は、別にしても、新千歳、福岡、那覇は、距離もあるので、この路線に乗るときには、ファーストクラスの快適なシートでFOPを稼ぎたいところなのですが、中でも、最長路線の那覇便は、ANAのプレミアムクラスと違い、ファーストクラス設定路線が少ないので、かなりの競争率になります。

そもそも、ファーストクラスが事前に指定できる運賃は、フルでFOPが150%加算される普通運賃、往復割引、ビジネスきっぷ、eビジネス6、障害者割引と125%加算の特便1,3,21と株主割引のみ。いずれの運賃も、原則2ヶ月前にしか予約ができません。クラスJであれば、JMBダイヤモンド会員・JGCプレミア会員向けの国内線先行予約サービス<JMB日本地区会員限定>で、2ヶ月+2週間前に先行予約できますが、ファーストクラスは、対象外です。(対象にしてほしいところです。)

国内線先行予約サービス<JMB日本地区会員限定>

FOP効率を考えると、特便21でファーストクラスを押さえることがベストなのですが、特に那覇便では、ほとんど枠がないので、発売と同時に売り切れてしまうこともよくあります。

そこで思いつくのが、国際線の乗継国内線区間として予約する方法です。たしかに、国際線の一部として国内線ファーストを予約すれば、ファーストクラスを2ヶ月以上前に予約することが可能です。ただし、対象となるのは、普通運賃のみ。普通運賃であれば、2ヶ月前の発売日に完売していることはなかなかないので、あまり意味がありません。クラスJ、普通席の場合は、国際線区間がビジネスクラスであれば、110%加算のクラスJ、国際線区間がエコノミーであれば、100%加算の普通席が、かなり割安なアドオン料金で2ヶ月以上前に予約できるのですが・・・ということで考えられたのが、

日本発券だと、昨年(2016年)9月に完全終了となった国際線乗り継ぎ割引運賃と地方発羽田乗り継ぎの国際線を組み合わせて、HND/OKA(S/O)/HNDx/海外目的地/HNDx/OKA(S/O)/HNDというルートを発券している方が多く見受けられましたが、この国内区間は、アップグレードクーポンを使用するということであれば、2ヶ月以上前に、国内線ファーストクラスの予約が可能でした。ただし、このルートだと、HNDでは、24時間以内の乗り換えでストップオーバー不可なので、かなり使い勝手が悪い。そこで、海外発日本行の航空券に、アドオン料金で格安でクラスJの国内線を往復でつけて、ダイヤデスクに電話してファーストクラスの予約をすることで、最長1年有効、日付変更無料という使い勝手のよい国内線ファーストクラスのチケットを完成させていました。

ここからが裏技なのですが、クーポンを使ってしまうと、もともとのクラスJや普通席分のFOPしかつかないというデメリットがあります。本来、アップグレードクーポンで予約をしているので、搭乗日当日、アップグレードクーポンを渡さなければならないのですが、実は、ここで、現金払いを選択するということが可能でした。クーポンを持ってくるのを忘れたとか、失くしてしまった、あるいは、先に使ってしまったなど様々なケースが考えられますし、クーポンがなければ、元のクラスJに戻すというのでは、あまりにもオペレーションが煩雑になるので、当然といえば、当然なのですが、ここで現金払いを選択できるということは、そもそも、手元にアップグレードクーポンがなくてもかまわないということになります。

ダイヤモンド/JGP会員であれば、海外発券の国際線のアドオンの国内線部分を持っていれば、ダイヤデスクに電話して、クーポン使用というだけで、2ヶ月以上前に何度でもファーストクラスにアップグレードを事前予約することが可能という裏技が使えたのでした。国内線ファーストクラスアップグレードクーポンの所有枚数にかかわらずです。おかげで、毎年ファーストクラスアップグレードクーポンが使われぬまま手元に余って失効していたわけですが。

国内線ファーストクラス券引換証もおそらく同様の運用だったと思うので、国内線ファーストクラス券引換証を利用するといえば、JGC/サファイア以下の方も、事前にファーストクラスアップグレード予約ができたのかもしれません。

ちなみに、当日空港で支払う差額としては、普通席からは8,000円、クラスJからは7,000円ですが、24時間以内に国際線の乗り継ぎがある場合には、それぞれから、消費税が免除されます。ケースがあまりないのか、国際線のビジネスクラスのアドオン国内線からのアップグレードなのに、なぜか8,000円取られてしまうというケースが何度かありました。行きは、8,000円だったのに、帰りは、7,000円で、羽田で払い戻ししてもらったこともあります。

提携航空会社での特典国内線などの取り扱い同様、レアケースだと、扱いがその都度変わったりするので面白いです。実際、BritishAirwaysの特典で発券したJAL国内線のチケットで、クラスJアップグレードクーポンが使えたり、ファーストクラスアップグレードチケットが使えたケースもあり、特典航空券なので、使えませんと断られるケースもありました。もちろん、後者が正しいオペレーションなのですが、特典航空券にJALのマイレージ番号を紐付けたりしていると、混乱するんですかね。

いずれにしても、この裏技は完全終了しました。
国内線ファーストクラスクーポンも、クラスJアップグレードeクーポンも終了したところで、再び、アップグレードポイントが復活するかという噂もありますが、どうなるんでしょうか。

個人的には、国内線ファーストクラスをダイヤモンド/JGP会員向けの国内線先行予約サービスの対象にしてさえくれれば、アップグレードクーポンもアップグレードポイントもいらないのですが。

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従来、ダイヤモンドとJGP会員に送られていた国内線ファーストクラスアップグレードクーポンとJCFM向けに送られていた国内線ファーストクラス券引換証が終了になり、クーポンの最終有効期限が今月末で終了します。 これによって、多くの人達が利用していた裏技が終了となります。裏技というのは、いつか止められる宿命なのですが、また、ひとつ、便利だった裏技が終了するのは、非常に残念です。 JALの羽田発着の新千歳、福岡、那覇、伊丹便には、国内線ファーストクラスが導入されています。羽田伊丹便は、別にしても、新千歳、福岡、那覇は、距離もあるので、この路線に乗るときには、ファーストクラスの快適なシートでFOPを稼ぎたいところなのですが、中でも、最長路線の那覇便は、ANAのプレミアムクラスと違い、ファーストクラス設定路線が少ないので、かなりの競争率になります。 そもそも、ファーストクラスが事前に指定できる運賃は、フルでFOPが150%加算される普通運賃、往復割引、ビジネスきっぷ、eビジネス6、障害者割引と125%加算の特便1,3,21と株主割引のみ。いずれの運賃も、原則2ヶ月前にしか予約ができません。クラスJであれば、JMBダイヤモンド会員・JGCプレミア会員向けの国内線先行予約サービス<JMB日本地区会員限定>で、2ヶ月+2週間前に先行予約できますが、ファーストクラスは、対象外です。(対象にしてほしいところです。) 国内線先行予約サービス<JMB日本地区会員限定> FOP効率を考えると、特便21でファーストクラスを押さえることがベストなのですが、特に那覇便では、ほとんど枠がないので、発売と同時に売り切れてしまうこともよくあります。 そこで思いつくのが、国際線の乗継国内線区間として予約する方法です。たしかに、国際線の一部として国内線ファーストを予約すれば、ファーストクラスを2ヶ月以上前に予約することが可能です。ただし、対象となるのは、普通運賃のみ。普通運賃であれば、2ヶ月前の発売日に完売していることはなかなかないので、あまり意味がありません。クラスJ、普通席の場合は、国際線区間がビジネスクラスであれば、110%加算のクラスJ、国際線区間がエコノミーであれば、100%加算の普通席が、かなり割安なアドオン料金で2ヶ月以上前に予約できるのですが・・・ということで考えられたのが、 日本発券だと、昨年(2016年)9月に完全終了となった国際線乗り継ぎ割引運賃と地方発羽田乗り継ぎの国際線を組み合わせて、HND/OKA(S/O)/HNDx/海外目的地/HNDx/OKA(S/O)/HNDというルートを発券している方が多く見受けられましたが、この国内区間は、アップグレードクーポンを使用するということであれば、2ヶ月以上前に、国内線ファーストクラスの予約が可能でした。ただし、このルートだと、HNDでは、24時間以内の乗り換えでストップオーバー不可なので、かなり使い勝手が悪い。そこで、海外発日本行の航空券に、アドオン料金で格安でクラスJの国内線を往復でつけて、ダイヤデスクに電話してファーストクラスの予約をすることで、最長1年有効、日付変更無料という使い勝手のよい国内線ファーストクラスのチケットを完成させていました。 ここからが裏技なのですが、クーポンを使ってしまうと、もともとのクラスJや普通席分のFOPしかつかないというデメリットがあります。本来、アップグレードクーポンで予約をしているので、搭乗日当日、アップグレードクーポンを渡さなければならないのですが、実は、ここで、現金払いを選択するということが可能でした。クーポンを持ってくるのを忘れたとか、失くしてしまった、あるいは、先に使ってしまったなど様々なケースが考えられますし、クーポンがなければ、元のクラスJに戻すというのでは、あまりにもオペレーションが煩雑になるので、当然といえば、当然なのですが、ここで現金払いを選択できるということは、そもそも、手元にアップグレードクーポンがなくてもかまわないということになります。 ダイヤモンド/JGP会員であれば、海外発券の国際線のアドオンの国内線部分を持っていれば、ダイヤデスクに電話して、クーポン使用というだけで、2ヶ月以上前に何度でもファーストクラスにアップグレードを事前予約することが可能という裏技が使えたのでした。国内線ファーストクラスアップグレードクーポンの所有枚数にかかわらずです。おかげで、毎年ファーストクラスアップグレードクーポンが使われぬまま手元に余って失効していたわけですが。 国内線ファーストクラス券引換証もおそらく同様の運用だったと思うので、国内線ファーストクラス券引換証を利用するといえば、JGC/サファイア以下の方も、事前にファーストクラスアップグレード予約ができたのかもしれません。 ちなみに、当日空港で支払う差額としては、普通席からは8,000円、クラスJからは7,000円ですが、24時間以内に国際線の乗り継ぎがある場合には、それぞれから、消費税が免除されます。ケースがあまりないのか、国際線のビジネスクラスのアドオン国内線からのアップグレードなのに、なぜか8,000円取られてしまうというケースが何度かありました。行きは、8,000円だったのに、帰りは、7,000円で、羽田で払い戻ししてもらったこともあります。 提携航空会社での特典国内線などの取り扱い同様、レアケースだと、扱いがその都度変わったりするので面白いです。実際、BritishAirwaysの特典で発券したJAL国内線のチケットで、クラスJアップグレードクーポンが使えたり、ファーストクラスアップグレードチケットが使えたケースもあり、特典航空券なので、使えませんと断られるケースもありました。もちろん、後者が正しいオペレーションなのですが、特典航空券にJALのマイレージ番号を紐付けたりしていると、混乱するんですかね。 いずれにしても、この裏技は完全終了しました。 国内線ファーストクラスクーポンも、クラスJアップグレードeクーポンも終了したところで、再び、アップグレードポイントが復活するかという噂もありますが、どうなるんでしょうか。 個人的には、国内線ファーストクラスをダイヤモンド/JGP会員向けの国内線先行予約サービスの対象にしてさえくれれば、アップグレードクーポンもアップグレードポイントもいらないのですが。
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