787
今年のゴールデンウィークは、2日休めば10連休ということで、長距離のフライトででかけている方も多いかと思います。僕は今年は、ニューヨークです。

もともとキューバに行く予定だったので、エアカナダのHND/YYZのビジネスクラス(787−9)を予約していたのですが、思っていたよりも、米国とキューバの国交回復が早かったので、急遽、YYZ/EWRのエアカナダのチケットを購入して、行き先をニューヨークにしました。

便の都合で、帰りは、EWR/YYZ/HNDを同日なのですが、行きは、トロントで一泊して、翌日、ニューアークへ。特にトロントでやることもなかったので、空港脇のヒルトンを予約してありました。

ゴールデンウィーク初日。エアカナダの羽田発のトロント直行便は、夕方発。羽田国際線のスターアライアンスのラウンジは、ANAのラウンジ。ANAは、ダイヤを持っていないので、SUITEラウンジには入れず、普通のビジネスクラスラウンジ。なので必要以上に前もって空港に着く必要もないのですが、ゴールデンウィークなので、首都高が混んでも嫌なので、少し早めにタクシーを予約して、羽田へ。

首都高

全くと言っていいほど、車がおらず、自宅(港区)から、15分ほどで羽田空港国際線ターミナルに到着。

出発ロビーに出ると、さすがにゴールデンウィーク。人がいっぱいです。
HND
エアカナダは、ANAの右側です。エコノミーのカウンターは、他の航空会社同様混んでいるようです。

HND-AirCanada

エアカナダのビジネスクラスカウンターへ。スタアラゴールド、プレミアムエコノミー、ビジネスクラスに加えて、エアカナダのALTITUDE対象のカウンターです。ALTITUDEというのは、エアカナダの上級会員の総称で、プレミア、ELITE35K,50K,75Kの会員がこのカウンターを使えます。ちなみに、プレミアというのは、ステータスマイルで25,000マイル達成をした一番下の上級会員で、スタアラのシルバーが与えられ、 その上は、 ELITE35K(その名の通り35,000AQM)50K,75K,最上級のSUPER ELITE 100Kと上っていくようです。50K以上には、スターアライアンスゴールドが与えられます。プレミアは、JALでいうところのルビー、ANAでいうところのブロンズより少し獲得難易度が低い会員といったところでしょうか。Priority checkin
対象者が多そうだなあとも思いましたが、思ったほど混んではいません。カウンターは埋まっていますが、並んでいる人はなし。すぐに順番が来るでしょう。ちなみに、右側のカウンターがあいていますが、そちらは、ALTITUDE SUPER ELITE 100K専用のカウンターです。business class counter

さて、チェックインです。
地上オペレーションは、ANAのグランドスタッフが委託されているようです。
「みなさまにお願いしているのですが、本日あいにくオーバーセールでして・・・」
んんん?もしや、インボラアップグレードか?という言葉が頭をよぎりますが、エアカナダには、ファーストクラスがなく、僕がとっているのはビジネスクラス。なので、頭のなかで即否定します。

どうやら、オーバーセールで、翌日便に振り替えてくれる客=いわゆるボランティアを募集中とのこと。特にトロントに用事もないし、こんな体験はめったにできないので、「到着日に予約しているホテルがキャンセルできるなら、別に構いませんが、確か、non-refundable rateで予約していた気がします。」と申し出てみました。どのみち、トロント着いたって、エグゼクティブラウンジで酒飲んで、翌日は、室内プールとかでダラダラ読書くらいしか考えていなかったですし、こりゃネタになるなと。

「ホテルのキャンセル料は、当方で負担しますし、ホテルもご用意します。多少の謝礼金も。」
と満面の笑顔。まあ、ゴールデンウィークにビジネスクラス取ってて、別に明日の便に振り替えてもいいよなんていう客はあんまりいないのでしょう。

「では、トロントのホテルに連絡して、キャンセルしますね」というと、「それはちょっとお待ち下さい」という。「出発の1時間前くらいまでお待ちいただいて、その時点で別の方のキャンセルが発生しない場合には、翌日の便に、キャンセルが発生して、空席ができた場合には、予定通りお乗りいただくことになります」とのこと。あくまで、溢れた場合のみ、翌日振替なんですね。そりゃそうか。ちなみに、ボーディングタイムは、出発時刻の45分前スタートのはずなので、カウンター締め切りが1時間前。それまでに、キャンセルがあるか、その時点でNO SHOWの客がいれば、キャンセルになって、搭乗可能になるということでしょう。

搭乗券がないので、中には入れず、従って、ラウンジで過ごすわけにもいきません。
「今、お食事券をご用意しますので、空港内でお待ち下さい」とグランドスタッフ。
coupon
荷物はカウンターに預けて、身軽で空港内レストランへ。ビールでも飲むか。

しかし、羽田空港国際線のレストランは、ひどい。だれか、ビアパブとか、バーとか作ってくれないっすかね。
喫茶店みたいなところで、ビール頼んで、出発1時間前に再びカウンターへ向かうも、まだ確定していないので、10分後に来てくれとのこと。

ということは、今のところ、キャンセルはなし。キャンセルがあれば、搭乗確定なので。
かといって、全員チェックインしているわけではないということ。満席になれば、翌日確定ないので。あとは、締め切った時点で、席があいていて、ノーショーでなければ、翌日確定。

店を出てしまったので、展望フロアで、飛行機を眺めます。
JAL
昨年のニューヨークは、JAL777のファーストクラスよかったなーと遠い目で、JALの機体を眺める。
10分経ったので、三度ACのカウンターへ。

無事(?)満席で、明日便に確定。
ちなみに、謝礼金は、3万円でした。
謝礼

次に、トロントのホテルですが、確認したところ、non-refundable rateでの予約でしたので、返金不可。カナダドルをエアカナダのレートで日本円に換算して、明日、チェックイン時にくれるとのこと。

荷物は、明日まで、エアカナダの事務所で預かってくれることになりました。さらに、ホテルを手配しますか?とのことでしたが、帰りますとお断りしました。どうせ、羽田のエアポートホテルだろうと高をくくっておりましたが、もしや、溜池の全日空だったりと、ホテル名聞いてから、考えればよかったと少し後悔。

その日は、帰宅して、いつもどおりの生活を。
翌日、チェックイン時に荷物を受け取り、同時に、トロントのホテル代を日本円で受け取りました。
なかなか、面白い経験でした。

https://geektravellers.com/wp-content/uploads/2016/05/th_Air_Canada_Boeing_787-8_C-GHPQ_14061711709-750x500.jpghttps://geektravellers.com/wp-content/uploads/2016/05/th_Air_Canada_Boeing_787-8_C-GHPQ_14061711709-200x200.jpggeektravellers.comAIRLINESfeaturedスターアライアンスエアカナダ格安ビジネスクラスac,インボラ,オーバーセール,オーバーブッキング,カナダ,スターアライアンス,トロント,ビジネスクラス,ホテル,ホテル代,ボランティア,羽田,謝礼金
今年のゴールデンウィークは、2日休めば10連休ということで、長距離のフライトででかけている方も多いかと思います。僕は今年は、ニューヨークです。 もともとキューバに行く予定だったので、エアカナダのHND/YYZのビジネスクラス(787−9)を予約していたのですが、思っていたよりも、米国とキューバの国交回復が早かったので、急遽、YYZ/EWRのエアカナダのチケットを購入して、行き先をニューヨークにしました。 便の都合で、帰りは、EWR/YYZ/HNDを同日なのですが、行きは、トロントで一泊して、翌日、ニューアークへ。特にトロントでやることもなかったので、空港脇のヒルトンを予約してありました。 ゴールデンウィーク初日。エアカナダの羽田発のトロント直行便は、夕方発。羽田国際線のスターアライアンスのラウンジは、ANAのラウンジ。ANAは、ダイヤを持っていないので、SUITEラウンジには入れず、普通のビジネスクラスラウンジ。なので必要以上に前もって空港に着く必要もないのですが、ゴールデンウィークなので、首都高が混んでも嫌なので、少し早めにタクシーを予約して、羽田へ。 全くと言っていいほど、車がおらず、自宅(港区)から、15分ほどで羽田空港国際線ターミナルに到着。 出発ロビーに出ると、さすがにゴールデンウィーク。人がいっぱいです。 エアカナダは、ANAの右側です。エコノミーのカウンターは、他の航空会社同様混んでいるようです。 エアカナダのビジネスクラスカウンターへ。スタアラゴールド、プレミアムエコノミー、ビジネスクラスに加えて、エアカナダのALTITUDE対象のカウンターです。ALTITUDEというのは、エアカナダの上級会員の総称で、プレミア、ELITE35K,50K,75Kの会員がこのカウンターを使えます。ちなみに、プレミアというのは、ステータスマイルで25,000マイル達成をした一番下の上級会員で、スタアラのシルバーが与えられ、 その上は、 ELITE35K(その名の通り35,000AQM)50K,75K,最上級のSUPER ELITE 100Kと上っていくようです。50K以上には、スターアライアンスゴールドが与えられます。プレミアは、JALでいうところのルビー、ANAでいうところのブロンズより少し獲得難易度が低い会員といったところでしょうか。 対象者が多そうだなあとも思いましたが、思ったほど混んではいません。カウンターは埋まっていますが、並んでいる人はなし。すぐに順番が来るでしょう。ちなみに、右側のカウンターがあいていますが、そちらは、ALTITUDE SUPER ELITE 100K専用のカウンターです。 さて、チェックインです。 地上オペレーションは、ANAのグランドスタッフが委託されているようです。 「みなさまにお願いしているのですが、本日あいにくオーバーセールでして・・・」 んんん?もしや、インボラアップグレードか?という言葉が頭をよぎりますが、エアカナダには、ファーストクラスがなく、僕がとっているのはビジネスクラス。なので、頭のなかで即否定します。 どうやら、オーバーセールで、翌日便に振り替えてくれる客=いわゆるボランティアを募集中とのこと。特にトロントに用事もないし、こんな体験はめったにできないので、「到着日に予約しているホテルがキャンセルできるなら、別に構いませんが、確か、non-refundable rateで予約していた気がします。」と申し出てみました。どのみち、トロント着いたって、エグゼクティブラウンジで酒飲んで、翌日は、室内プールとかでダラダラ読書くらいしか考えていなかったですし、こりゃネタになるなと。 「ホテルのキャンセル料は、当方で負担しますし、ホテルもご用意します。多少の謝礼金も。」 と満面の笑顔。まあ、ゴールデンウィークにビジネスクラス取ってて、別に明日の便に振り替えてもいいよなんていう客はあんまりいないのでしょう。 「では、トロントのホテルに連絡して、キャンセルしますね」というと、「それはちょっとお待ち下さい」という。「出発の1時間前くらいまでお待ちいただいて、その時点で別の方のキャンセルが発生しない場合には、翌日の便に、キャンセルが発生して、空席ができた場合には、予定通りお乗りいただくことになります」とのこと。あくまで、溢れた場合のみ、翌日振替なんですね。そりゃそうか。ちなみに、ボーディングタイムは、出発時刻の45分前スタートのはずなので、カウンター締め切りが1時間前。それまでに、キャンセルがあるか、その時点でNO SHOWの客がいれば、キャンセルになって、搭乗可能になるということでしょう。 搭乗券がないので、中には入れず、従って、ラウンジで過ごすわけにもいきません。 「今、お食事券をご用意しますので、空港内でお待ち下さい」とグランドスタッフ。 荷物はカウンターに預けて、身軽で空港内レストランへ。ビールでも飲むか。 しかし、羽田空港国際線のレストランは、ひどい。だれか、ビアパブとか、バーとか作ってくれないっすかね。 喫茶店みたいなところで、ビール頼んで、出発1時間前に再びカウンターへ向かうも、まだ確定していないので、10分後に来てくれとのこと。 ということは、今のところ、キャンセルはなし。キャンセルがあれば、搭乗確定なので。 かといって、全員チェックインしているわけではないということ。満席になれば、翌日確定ないので。あとは、締め切った時点で、席があいていて、ノーショーでなければ、翌日確定。 店を出てしまったので、展望フロアで、飛行機を眺めます。 昨年のニューヨークは、JAL777のファーストクラスよかったなーと遠い目で、JALの機体を眺める。 10分経ったので、三度ACのカウンターへ。 無事(?)満席で、明日便に確定。 ちなみに、謝礼金は、3万円でした。 次に、トロントのホテルですが、確認したところ、non-refundable rateでの予約でしたので、返金不可。カナダドルをエアカナダのレートで日本円に換算して、明日、チェックイン時にくれるとのこと。 荷物は、明日まで、エアカナダの事務所で預かってくれることになりました。さらに、ホテルを手配しますか?とのことでしたが、帰りますとお断りしました。どうせ、羽田のエアポートホテルだろうと高をくくっておりましたが、もしや、溜池の全日空だったりと、ホテル名聞いてから、考えればよかったと少し後悔。 その日は、帰宅して、いつもどおりの生活を。 翌日、チェックイン時に荷物を受け取り、同時に、トロントのホテル代を日本円で受け取りました。 なかなか、面白い経験でした。
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